
白崎海洋公園(由良町大引)で、台風の被害を受けて廃虚と化した建物を壁画で彩り、アートとしてよみがえらせる取り組みが進んでいる。国内外で活躍するアーティストユニットが手がけ、新たな観光資源として来夏に完成する見通しだ。
公園は、白い石灰岩と群青色の海のコントラストが映える。展望台から眺める絶景は「日本のエーゲ海」とも言われるほど。公園がある白崎海岸周辺の海は、人気のダイビングスポットとして知られている。しかし、公園は2018年9月の台風21号で甚大な被害を受けた。
レストランや海水温水プールを備えた公園内の施設「クラブハウス」は窓ガラスが割れるなどし、町は復旧を断念した。建物を撤去する予算を計上したが、跡地の活用計画が決まらず、取り壊されないままとなっていた。
一方、今春には、公園で落石事故が相次いで発生した。町は安全対策を取り、通り道を変更した。このため、観光客がクラブハウスの間近を通ることになった。
被災したまま放置された建物は、景観の妨げになる。公園の指定管理者である県外企業2社で構成する「白崎海洋公園スマイルプロジェクト」が建物に壁画を描くことを町に提案。アートとして生まれ変わることになった。
壁画は、夫婦で活動するアーティストユニット「
今月、公園入り口の塀部分のアートが完成した。クラブハウスの壁面(高さ最大11メートル、幅最大50メートル)にも今後、描かれ、来年8月頃、アートとして再生する。
からの記事と詳細 ( 和歌山:台風被災 壁アートで再生:地域ニュース : 読売新聞 - 読売新聞オンライン )
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