京都の五花街の１つ、宮川町に隣接する京都市の小学校の跡地を市が貸し出して、大手不動産会社がホテルの建設を進めることになり、２４日、工事の安全を祈る地鎮祭が行われました。
ホテルの建設が始まるのは、京都市東山区にある新道小学校の跡地です。
２４日は、工事の安全を祈る地鎮祭が行われ、京都市の門川市長や、開発に携わる東京の大手不動産会社の社長、それに地元の代表など、８０人余りが出席しました。
１１年前（２０１１年）に閉校した新道小学校の跡地の活用については、京都市と地元の協議を踏まえたうえで、去年、市が年およそ１億円で、６０年間土地を貸し出し、不動産会社がホテルを建設することで合意しました。
ホテルは、地上４階、地下２階、延べ床面積が１万５０００平方メートルで、３年後の３月に完成し、夏に開業する計画です。
また、近くにあり、老朽化していた宮川町の歌舞練場も、同じ不動産会社があわせて建て替えることになっていて、３年後の１月に完成する予定です。
ＮＴＴ都市開発の辻上広志 社長は、「富裕層向けのラグジュアリーホテルとして、世界に価値を発信し、花街の文化を継承する役割も担いたいです」と話していました。
京都市は、小学校の跡地を民間に貸し出して活用することにしていて、新道小学校の跡地を含めて５か所がホテルとしてすでに稼働したり、今後、建設されたりする予定です。
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