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Wednesday, August 24, 2022

木彫りマリア像お目見え 南島原 来春の一般公開目指す - 読売新聞オンライン

 神奈川県藤沢市の彫刻家・親松英治さん(88)が手がけ、南島原市南有馬町に9分割して運ばれてきた「原城の聖マリア観音」が組み上がり、幼いイエス・キリストを抱いた高さ約10メートルの像がお目見えした。彩色などを経て10月に仕上げ、来春の一般公開を目指している。

 親松さんは、江戸幕府がキリスト教禁止を徹底する契機となった島原の乱(島原・天草一揆、1637~38年)の犠牲者らを慰霊するため、約40年前から木彫りのマリア像を1人で制作。

 南島原市民有志による受け入れ組織「南島原世界遺産市民の会」が、原城跡を望む高台に建設中の「マリア館」(仮称)内で組み立ててきた。今後、像の継ぎ目をならしたり、彩色したりする作業を経て、10月に仕上げる予定だ。

 一方、マリア館は鉄骨の骨組みと屋根が完成し、壁は防水シートで覆われている状態。同会は像の完成後、館の建設を本格化させる方針で、整備資金調達のため、今月からクラウドファンディングを実施し、協力を呼びかけている。像の一般公開は、館が完成する来春になる見込みだ。問い合わせは、同会事務局( 090・9569・0391 )へ。

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