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Friday, March 13, 2020

新幹線、開業へ工事加速 金沢-敦賀間、3年後に迫る - 中日新聞

3年後の開業に向けて急ピッチで工事が進む北陸新幹線の敦賀駅=敦賀市若泉町上空で、いずれも本社ヘリ「まなづる」から

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 北陸新幹線金沢開業から十四日で丸五年を迎えた。金沢−敦賀間(工事延長一一四・六キロ)の開業は三年後に迫っている。着工率は100%に達し、土木工事の進捗(しんちょく)率は三月一日時点で67%となった。県内を含め、沿線のほぼ全域で高架橋などの構造物が姿を現してきている。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)によると、県別の進捗率は福井側が59%、石川側が81%。個々の構造物が完成するまで進捗率に反映されないため、見た目ほど数字は伸びていない。

 福井県区間の計画によると、土木工事は二〇二〇年度内におおむね終わり、遅い工区でも二一年夏には完成する見通し。レール敷設は二〇年四月、電気工事は同年夏から始まり、ともに二一年度内にほぼ完了する。駅舎工事は二〇年夏に着手予定で、二二年内に順次、完成していく。

 その後は検査・試運転が続き、開業を迎える。県新幹線建設推進課の担当者は「県内はぎりぎりの工程だが、夜間工事などでスピードアップを図り、鉄道・運輸機構に確実な開業を求めていく」と話す。

 金沢−敦賀間はトンネルを除いた「明かり区間」が70%ほどを占め、山岳地帯の長野−金沢間の55%を大きく上回る。ただ、福井県内区間(七四・四キロ)は新北陸トンネル(一九・七キロ)の影響もあり、明かり区間は55%にとどまる。

 北陸新幹線はさらに敦賀から新大阪まで延伸する計画。沿線自治体などは三〇年度末までの全線開業を求めるが、現時点で二兆一千億円とされる財源確保のめどは立っていない。自民党プロジェクトチームが二月に了承した中間報告では、国費の大幅増額やJRが国に支払う施設使用料(貸付料)の最大限の確保、財政投融資の活用を中心に引き続き検討を進めるとしている。

 (山本洋児)

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