群馬県神流町が、道の駅「万葉(まんば)の里」(同町黒田)近くの神流川で整備していたつり橋「万葉大吊橋(まんばおおつりばし)」が完成し、供用を開始した。左岸側の道の駅と、町が町産木材のPR拠点として対岸に構想する「フォレストベース」(同町小平)を結ぶ歩行者専用の橋で、町は新たな観光名所として期待する。
つり橋は延長八九メートル、幅一・五メートルで、橋板の間から川面も見える。管理などの協力金として一往復百円を呼びかける。
フォレストベースは町産木材や森林の魅力を発信する拠点として構想し、整備を進める。現在は伝統的技法を用いた五重の塔とあずまやが建つ。町内では、伝統木造建築の人材育成を目的にした住宅産業研修財団(東京都)のプロジェクト「大工志塾(だいくしじゅく)」の実技研修が行われており、二棟は研修生が手がけた。
市によると、これまで道の駅からフォレストベースまで車で五分ほどかかったが、つり橋の完成で歩いて往復できるようになった。
つり橋とフォレストベース整備の工事費は約一億八千万円で、国の地方創生推進交付金を活用した。
町は今後、川へ向かう遊歩道や森林体験を楽しめるエリアなどを設ける予定で、道の駅と一体的なゾーンとして整備を図る。(石井宏昌)
関連キーワード
おすすめ情報
からの記事と詳細 ( 大つり橋完成 道の駅「万葉の里」と「フォレストベース」結ぶ観光 ... - 東京新聞 )
https://ift.tt/pPQhk5i
No comments:
Post a Comment