西之表市・馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、防衛省は12日、工事関係者の増加に対応するため、無人島の馬毛島に3000室を超える仮設宿舎を建設するなどの対応を明らかにした。工事が始まった1月以降、対岸の種子島では、宿泊・賃貸物件が不足しており、影響の緩和を図る。
防衛省の担当者が、県庁と西之表市役所をそれぞれ訪れ、対応を説明した。県は2月末、工事関係者らの増加に伴い住民生活への影響を懸念する声があるとして、必要な対応などを防衛省に要請していた。
防衛省によると、工事関係者は現在、種子島に約810人、馬毛島に約60人の計870人が滞在。ピークとなる来年2月には種子島に約2000人、馬毛島に約4000人の計約6000人を見込んでいる。これに対応するため、馬毛島に3000室を超える仮設宿舎を建設し、今年7月頃までに約340室が完成する見通しという。
また、廃棄物の増加に対応するため、馬毛島内に生ごみ処理機や簡易焼却炉などを設置することも明らかにした。
県庁での説明は公開で行われ、防衛省の福島邦彦・提供施設計画官は「地元自治体と緊密に連携し、地域への影響を最小限にとどめるよう、しっかりと対応したい」と述べた。
説明後、桑代毅彦・県総合政策部次長は報道陣の取材に対し、防衛省の対応に一定の理解を示したうえで、「引き続き、住民の安心・安全が確保されるよう対応してもらいたい」と話した。
からの記事と詳細 ( 馬毛島に仮設宿舎3000室超え建設へ 工事関係者増で国対応 - 読売新聞オンライン )
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