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Sunday, August 21, 2022

「持ち運べる茶室」世界どこでもお茶会 竹の枠組み、15分で完成:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 竹の枠組みだけでできた茶室で、語らいを楽しみませんか――。「一休さん」ゆかりの名刹(めいさつ)「大徳寺」(京都市北区)にある大慈院の住職が、持ち運べる茶室「帰庵(きあん)」を考案し、お茶会を開いている。日本の茶の湯文化を世界各国で伝えているほか、病院にも茶室を運び込み患者や家族の思いに耳を傾ける場にもなっている。

 帰庵は、2メートルほどの竹材約30本でできている。ひもは使わず、組み合わせるだけ。15分ほどで、高さ約2メートル、京間の2畳分の「茶室」が完成する。ござを敷いてアウトドア用品のアルコールバーナーでお湯を沸かせば、世界のどこでも茶道が楽しめる。

 大慈院の戸田惺山(せいざん)住職(54)によると、茶室は「市中の山居」といい、山の景色を暮らしの中に持ち込んだものだという。「自然を取り込む、というと人間の方が偉いようだが、逆にこちらから自然の方に寄せてもらおう、と考えました」と戸田さんは話す。

 持ち運べる茶室を考案したき…

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