【平安名純代・米国特約記者】米空軍が沖縄県の嘉手納基地内で、第33救難飛行隊のHH60G救難ヘリの運用整備格納庫を建設する計画があることが27日までに分かった。複数の既存施設を解体して整備拡張し、支援施設を新設して機能を強化する。
米空軍が5月に連邦議会へ提出した救難ヘリ運用整備格納庫の建設予算要求書によると、既存9施設を解体して整備した約1万483平方メートルの敷地に、救難ヘリ9機を収納する格納庫やフライトシミュレーター訓練室、航空機整備などの支援施設、オフィススペースなども新設する。
さらに、これまで給油や整備のための駐機場(エプロン)として使用してきた敷地を整備し、6機分の外部駐機場と機体洗浄施設を新設する。
予定地は「パパループ」と呼ばれる元駐機場に隣接した地点で、工事は2022年6月着工、25年5月に完成する予定。工事期間中の駐機場について、米空軍は27日までに、本紙の取材に回答していない。
同施設は、利用可能な場合の他部隊の使用を認めている。
米下院は、審議中の2022会計年度(21年10月~22年9月)の国防権限法案に、格納庫建設費として1億6800万ドル(約184億円)を計上している。
米軍の計画について嘉手納町の當山宏町長は「住民への騒音が増加する計画なのか、まずは沖縄防衛局に確認したい」と述べた。建設計画があるエリアは住宅地に近接しているとし「われわれは騒音の大幅改善を常に求めてきた。これ以上の騒音は受け入れられない」とくぎを刺した。
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