台風で被災のみそ蔵 再開に向け始動 長野市｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

おととしの台風で壊滅的な被害を受けて、建て替えが行われていた長野市のみそ蔵が完成し、みそづくり再開に向けて動き始めました。

長野市津野にある「小川醸造場」は１３０年以上続く老舗のみそ蔵でしたが、おととしの台風１９号で近くを流れる千曲川が氾濫し、建物や機械が流されました。
その後、建て替えが行われ被災から１年半ほどたったことし３月に新しいみそ蔵が完成しましたが、新型コロナの影響で原料となる大豆を選別する機械の納入が遅れていました。
このほど機械の設置が終わりみそづくりの準備が整ったことから、１３日復興を支援してきた団体など８人が集まり、みそづくり再開を祝いました。
今回導入した機械は支援団体がクラウドファンディングで集めた資金で購入したということです。
社長の小川泰祐さんが機械を動かすと去年、畑で収穫された大豆が大きさごとに次々と分けられていきました。
小川さんは「支えがあって初めて仕込める状態になりました。みそづくりを通して少しでも地域に役立てる活動につなげていきたい」。
と話していました。
順調に作業が進めば来週にもみその仕込みを始め、ことし秋ごろには被災後初めてとなるみそが完成するということです。

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