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Wednesday, July 8, 2020

「家族を大切に思えない」。そんな私は人として何か欠けているのだろうか(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

家族への愛おしさや慈しみの気持ちを持つことが今まで一度もなかった。家族に対する感情がない私は、人として大切にすべき何かが欠けているのだろうか? そう綴るのは、『孤独が板につきまして』などの著書がある、あたそさん。 自身のコンプレックスについて、ハフポスト日本版に寄稿しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「家族は素晴らしい存在で、愛するべきである」。 「家族は、自分に最も近い存在であり、常に味方でいてくれる」。 「家族は何よりもかけがえのない人たちであり、ありのままの自分を受け入れてくれる」。 この手の、いわゆる“家族神話”を見聞きする度に、私はいつも顔を歪める。もう、うんざりだった。なぜかと言えば、自分にはまったく当てはまらないからだ。

「好き」とは言えず、かといって「嫌い」とも思わない

初めて、人と家族に対する感覚が違うのではないか?という違和感を覚えたのは小学2、3年生の頃だった。何をきっかけにして喧嘩になったのかは覚えていないのだが、何かしらの言い合いを発端に、母から「どうせお母さんのことは世話係としか思っていないんでしょ!」と言われたとき、ふと思ったのだ。 生まれたときから当たり前に存在し、生活を共にしてきた母。では、家事や育児といった母親としての役割を切り離し、ひとりの人間として好きか嫌いか?というと、はっきり「好き」とは言えず、かといって「嫌い」とも特に思わない自分がそこにはいた。考えたことすらなかった。母は、母だ。それ以外のなんでもなくて、本当に私は母を世話係としか認識していないのではないか?そう考えたとき、自分の家族に対する感覚がちょっと変なのではないか?と思ったのだ。 どうして、家族のことを大切に思えないのだろう。 大手企業と言われる会社に勤めているにもかかわらず、徐々に家に生活費を入れなくなり、母と私に日常的に暴力を振ったり借金を作ったりして、私が高3のとき母と離婚し、2カ月にも満たない短期間で不倫相手と再婚した父。 そんな父に振り回され、周囲に頼れる親族も友達もおらず徐々にヒステリックになり、子である私に「離婚をしないのは子どもがいるから」「お父さんは生活費を稼いでくれるから仕方なく一緒にいる」と話す専業主婦だった母。無口な弟と、個性のない妹。それから、私。 そうして、家族への関心を持てないまま、関心を持つきっかけがないまま、私は大人になってしまった。

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