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Tuesday, January 24, 2023

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」秋開業 49階・266m - Impress Watch

森タワー29階から見た現在のステーションタワー

東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅直結の、地上49階、高さ約266mの複合超高層タワー「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、秋に開業する。これにより、ステーションタワー、森タワー、ビジネスタワー、レジデンシャルタワーで形成される「虎ノ門ヒルズ」が、六本木ヒルズに匹敵するスケールの街として完成する。

森ビルが参加組合員として参画し、虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合が推進する事業。虎ノ門ヒルズ全体ではこれまでに、森タワーが'14年5月、ビジネスタワーが'20年1月、レジデンシャルタワーが'22年1月に竣工した。また、ステーションタワーは虎ノ門ヒルズ駅と一体的に開発する計画で進められており、虎ノ門ヒルズ駅は'20年6月に開業していたが、地下鉄駅前広場等の完成により本格開業となる。

ステーションタワーは、地上49階、地下4階、高さ約266mの、多用途複合の超高層タワー。虎ノ門ヒルズ駅との一体開発で、面積2,000m2、天高18mの開放的な地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」を創出するほか、桜田通り上には「森タワー」のオーバル広場へと接続する幅員20mの大規模歩行者デッキ「T-デッキ(愛称)」を整備する。

ステーションアトリウムは3層吹き抜けで、全天候型でありながら自然光が注ぎ込む空間を実現する。

駅前広場イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd

T-デッキはステーションタワーを貫通するように通り、歩車分離を通じた安全・安心な街を提供するほか、街区や幹線道路を跨いだ東西のメインストリートとしての役割も果たす。また、森タワーのオーバル広場と連携する「もうひとつの広場」として、賑わい創出への貢献を目指す。

T-デッキの完成により、虎ノ門ヒルズの各施設がバリアフリーで接続されるほか、虎ノ門駅、虎ノ門ヒルズ駅、空港リムジンバスや都心と臨海部を結ぶ東京BRTが発着するバスターミナルともバリアフリーで繋がる。

これらにより、地上・地下・デッキレベルの重層的な交通ネットワークを強化・拡充し、虎ノ門ヒルズの交通結節機能強化、エリア全体の回遊性の向上、賑わい創出につなげる。

商業・オフィス・ホテルのほか、最上部にホール・プール・レストラン

ステーションタワーでは、地下鉄駅前広場と一体となった商業施設、国際水準のオフィス、東京初進出のホテル等を展開するほか、建物最上部にホール、ギャラリー、プール、レストラン等を有する情報発信拠点「TOKYO NODE」を開設する。

商業施設は約80店舗、約14,400m2にて展開。ステーションアトリウムと直結したマーケット「T-マーケット」、エリア初となる大型セレクトショップ、都心最大級の総合ウェルビーイング施設、ライフスタイルやビューティーのニーズに対応する店舗がオープンする。

T-マーケットの営業時間は7時から23時まで。約3,000m2に、27店舗の飲食・食物販・物販が配置される。中央部には約130席の共通席を設け、店舗を横断した食事も可能。店舗同士のコラボレーションイベントや、アートや音楽と融合したカルチャーイベントの開催なども計画している。

T-マーケット イメージ

セレクトショップは70以上のブランドを持つベイクルーズによる「BAYCREW'S STORE TOKYO(仮称)」を展開。規模は約2,800m2で、ベイクルーズのフラッグシップストアとなる。ウェルビーイング施設は東急スポーツオアシスが運営し、規模は都心最大級の約2,000m2となる。

これらにより、虎ノ門ヒルズの商業施設は従来の約2.5倍の面積へと拡大する。

オフィスは、9階、10階、15階~44階にて、総貸室面積約107,000m2の最先端ワークプレイスとして誕生。基準階面積約3,400m2、コアから窓面までの距離約18.5mの無柱空間としており、多様なニーズに応じた自由なレイアウトが可能となっている。

また、ワーカー同士のコミュニケーションやコラボレーション促進を目的として、吹き抜け空間や上下階を繋ぐ階段をあらかじめ設けた「マグネットゾーン」を計8カ所整備。建物の外側からの視認性を高く設計することで、「建物内部での様々なアクティビティが街全体へと広がっていく」「街全体をワークプレイスとして活用する」というメッセージを込めたという。

オフィスエントランスイメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd
オフィス専有部「マグネットゾーン」イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd

ホテルは、1階、11階~14階にて、客室数205室、標準客室約27~34m2の「ホテル虎ノ門ヒルズ」を展開。ブランドは、ハイアットのインディペンデント・コレクションの1つ「アンバウンド コレクション by Hyatt」で、東京初進出となる。

ホテル虎ノ門ヒルズ 客室イメージ

ステーションタワーの最上部である45階~49階(一部8階)には、約10,000m2の情報発信拠点「TOKYO NODE」を設置。ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、ジャンルにとらわれない様々なコラボレーションを促進し、新たな体験、価値、コンテンツ、情報の、創出および世界に向けた発信を目指す。

TOKYO NODE イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd

スカイガーデン&プール、レストラン、ホール、ギャラリー、ラボ、スタジオ、カフェで構成。スカイガーデン&プールではファッションショーやパーティの開催も可能。メインホールや3つのギャラリーなどは、それぞれ単体での利用だけではなく、連結した回遊型の会場として一体的な利用ができる。

TOKYO NODE スカイガーデン&プール イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd
TOKYO NODE メインホール イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd
TOKYO NODE ギャラリー イメージ (c)DBOX for Mori Building Co., Ltd

ホールの規模は座席数338席、面積460m2。ギャラリーは、240m2、1,020m2、220m2の3つ。3つのギャラリーを合わせると、森美術館の規模に匹敵する空間になるという。

また、フォーマルからカジュアルまで4つの特徴的な飲食施設を用意。通常利用のほか、ケータリングやコラボレーションカフェ等としてイベントとの連動にも対応する。ラボは、クリエイターとの共創の場として展開する。

TOKYO NODEの施設・機能を、虎ノ門ヒルズフォーラム、アンダーズ 東京、新虎通りなど、既存のイベントスペースやメディアと掛け合わせることで、街全体が情報発信の舞台となるとしている。

そのほか、ステーションタワーの様々な場所にパブリックアートを配置する。

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