自炊をしていて唐突に「自分の作った料理の味にあきた。お店の味が食べたい……」となっても、なかなか外食が難しいこともあります。カードサイズで保存場所を取らない「モンテベッロ イカスミペースト」は常温で数年間保存でき、おうちで簡単に本格的なイカ墨のスパゲッティが作れるとのことで、何かと便利そうだったので、その味を確かめるべく試しに使ってみました。
モンテベッロのイカスミペーストはこんな感じでカードサイズ。これでイカ墨パスタが4人前が作れ、常温保存可能、保存場所も取らないという点はかなり便利。
原材料名には「イカスミ」「食塩」「増粘剤」のみ。カロリーは100gあたり50kcalで、内容量は8gなので、1パッケージあたり4kcalという計算です。
紙のパッケージの中には、小袋のイカスミペーストが2つ入っていました。4g×2袋なので、かなり少量です。
試しにペーストをそのまま食べてみたところ、絵の具っぽいねっちょりした質感で、塩気が強め。口にいれた瞬間に良い意味での磯臭さがあり、塩気と相まって海の幸を凝縮させたようなうまみがあります。イカスミ単体を食べるのは初めてだったので「墨汁っぽい匂いとかあるのだろうか」と思っていたのですが、特に墨を思わせる香りはありません。
パッケージ裏面に書かれた「イカスミのスパゲッティ(4人分)」の作り方を見てみたところ、必要な材料は麺のほか、オリーブオイル、白ワイン1カップ、にんにく2カケ、玉ねぎ2分の1個、固形スープ、イカとのこと。今回は固形スープにコンソメキューブ1つ、冷凍のシーフードミックスを使っていきます。
まずはにんにくと玉ねぎをみじん切りにして……
オリーブオイルで玉ねぎがキツネ色になるまで炒めます。同時にパスタもゆでておきます。
玉ねぎがキツネ色になったら白ワインとシーフードミックスを投入。
まずはイカスミペーストを1袋投入。
この時点でかなり黒くなりました。
そこにさらに1袋入れると……
ソースが真っ黒に。
イカスミペーストは手についても水洗いで取れますが、衣服につくとなかなか取れないので注意。
最後に固形のコンソメを入れて……
お玉2杯分の水を注いだら、弱火で煮詰めればOK。
どのぐらい煮詰めればいいのかは書かれていないので、味見しながら、アルコールが飛んでいたらヨシとしました。
ソース自体は4人前ですが、ゆでたパスタは1人分だったので、使わない分はよけておいて……
パスタを投入。
麺とソースを絡ませれば完成です。
市販のイカスミパスタソースはトロッとしたものが多いのですが、これは粘度がないので、「麺が真っ黒に染まる」とまではいきませんでした。
スープパスタのような感じで、お皿の下にソースがたまるので、しっかり混ぜつつ食べます。
食べてみると、磯の香りがぶわっと口の中で広がります。イカスミだけでなくシーフードを加えているのと、コンソメ&にんにく&白ワインの組みあわせが互いのポテンシャルを高めて最強すぎるのとで、ソースにあらゆるうまみが凝縮している感じ。「ゆでたパスタに混ぜるだけ」のソースに比べると手間はかかりますが、パスタをゆでつつ同時進行で調理すれば20分ほどで完成するので、「外出は難しいけれどお店の味が食べたい……」という欲求を満たしてくれます。
ちなみに作ったパスタソースは、ベースがコンソメということもあり、組みあわせを選ばない味。ご飯と合わせればリゾット風になり……
薄めてそのままスープとして飲むことも可能。パンを浸して食べても幸せでした。4人前作ってもすぐに消費できるので、まとめて作ってストックしておくのもアリです。
なお、モンテベッロのイカスミペーストは今回カルディの実店舗で購入しましたが、楽天でも税込287円からで購入可能です。
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