4月8日に行われた公式生放送番組「ノーモア放送局5.1GHm」にて、ニンテンドースイッチソフト『ノーモア★ヒーローズ3』の最新情報が発表されました。
『ノーモア★ヒーローズ』シリーズは、特徴的でクセになるキャラクター陣が織りなす「殺し屋ランキング」によるバトルを通じて展開する、プレイヤーの予想を覆す衝撃的なストーリーに、独特の手応えを提供するスラッシュアクションが加わった唯一無二の個性で今も国内外で厚い支持を受けている作品です。
そのシリーズ最新作にあたる『ノーモア★ヒーローズ3』が、2021年8月27日にいよいよ発売されます。そしてリリースに先駆け、本作の詳細や登場キャラクターなどに迫る情報などが、今回の放送で明らかとなりました。本稿では、本放送で取り上げられた内容をまとめてお届けします。
『ノーモア★ヒーローズ3』概要
これまでの『ノーモア★ヒーローズ』シリーズは、殺し屋同士の戦いを主に描いてきましたが、本作で戦う相手は宇宙人。「殺し屋ランキング」ではなく「銀河系スーパーヒーローランキング」に、一貫してシリーズの主人公を務める「トラヴィス・タッチダウン」が挑みます。
「銀河系スーパーヒーローランキング」の上位ランカー10名が、ボス的な存在としてトラヴィスに立ちはだかります……が、いきなり彼らと戦うことはできず、ランカーとのバトルには参加費用が必須。この費用を稼ぐため、ボランティアミッションなどに挑まなければなりません。
参加費用を捻出するため、ミニゲームに挑むといった流れは、これまでのシリーズ作でもお馴染み。その構成は、本作にも受け継がれています。
登場キャラクター
■トラヴィス・ダッチダウン
本作でも主人公を務めるトラヴィス。「殺し屋ランキング」を2度も制した実力者は、放浪の旅を終えて10年ぶりに故郷のサンタデストロイに戻ってきました。ディレクターを務める須田剛一氏の発言によれば、本作での年齢は「37歳くらい」。シリーズの進展と共に、しっかりと年齢を重ねている模様です。
■シルヴィア・クリステル
シリーズの多くで謎めくエージェントとして活躍し、トラヴィスの妻にもなったシルヴィア。なお本作では、敵方の秘書として登場します。ボスクラスとのバトル終了後に登場する際は、毎回異なるファッションを身に纏っているとのこと。そこも、注目どころのひとつとなりそうです。
■シノブ
1作目でトラヴィスの敵として登場し、片腕を切り落とされた少女。しかし、その死闘を通じて彼を師匠と仰いでおり、その関係は本作にも受け継がれています。
■バッドガール
バッドガールも1作目でトラヴィスと戦いましたが、シノブと異なり、彼女はその戦いの果てに死亡。ですが、スピンオフ作品『Travis Strikes Again: No More Heroes』を経て、奇跡の復活を遂げました。
■ジーン
作中で時間は流れているものの、愛猫のジーンは今もなお健在。なぜか言葉を話し、様々な面でトラヴィスをサポートしてくれます。このジーンについて須田氏は、「ナビ役に近い」「ボイスに注目」とコメントしています。
ちなみに、ジーンと遊ぶだけのミニゲームも用意されています。
■FU(ジェス・バディスト6世)
「銀河系スーパーヒーローランキング」で、堂々の第1位に君臨するFU。幼生体の頃に地球へ不時着し、地球人のデーモンと出会い、友情を育んだ過去を持ちます。ですが、20年後に再び地球へ訪れたFUは、地球征服を宣言。これが発端となり、トラヴィスたちの戦いが幕を開けます。
■Mr.ブラックホール
「銀河系スーパーヒーローランキング」第10位に君臨する宇宙人。順位的に、トラヴィスがまず最初にぶつかるランカーになりそうです。なお、ランキングに「スーパーヒーロー」とありますが、宇宙犯罪者でもあり、このMr.ブラックホールはワープホール強盗とのこと。
■ゴールドジョー
ランキング9位のゴールドジョーは、磁力を操る宇宙鉱物密売人。こちらも犯罪者ですが、FUに忠誠を誓う一面も。
■デーモン・リカテロ
少年時代にFUと出会い、不思議な力を授かったデーモン。30歳となった今は、巨大テクノロジー企業のCEOを務めています。
舞台となるのは「新生サンタデストロイ」
シリーズファンにはお馴染みの「サンタデストロイ」が、本作の舞台となります。ですが、バラエティ豊かな4つのロケーションを追加されるなど、懐かしいだけでなく、新たな刺激にも満ちているようです。また、バイクを駆り、街中を駆け回るオープンワールド要素も復活。あのサンタデストロイを、縦横無尽に駆けめぐる日々が戻ってきます。
トラヴィスの自宅は、お馴染みのモーテル。ただし今回は、上下の2部屋を借りており、しかもぶち抜きで生活しています。
部屋の一角には、ナオミ博士の研究室も。ナオミ博士自身は既に亡くなっていますが、部屋の中にある大樹にその意識が移っているとのこと。詳細は不明ですが、本作でもナオミ博士に助けてもらえるかもしれません。
サンタデストロイと言えば、広大なフリーマップの各所にあるバトルミッションやボランティアミッション(ミニゲーム)が印象深いところ。本作もその要素を継承し、放送内では芝刈りやゴミ拾いといったミニゲームの映像を公開。ゴミ拾いの場所は下水道らしく、襲いかかるワニに対して、トラヴィスがブレーンバスターを極める姿なども確認できました。
ビームカタナとプロレス技を織りなすバトルも健在
■スラッシュアクション
ビームカタナでコンボを決め、プロレス技を決めるスラッシュアクションは、Joy-Conによる直感的な操作でよりパワーアップ。爽快コンボと力強いプロレス技を、本作でも繰り出します。
相手は宇宙人なので、斬った時には緑の血が吹き出ます。ちなみに、人間の敵が出るかどうかについて、匂わすような発言もありましたが、現時点ではまだ確定していません。
■充電
トラヴィスの武器・ビームカタナは頼れる相棒ですが、使い続けるとエネルギーが減少。そのため、適度の充電が必要となります。必死に振り続けて充電するトラヴィスの姿は、シリーズお馴染みの光景です。
■デスグローブ・スキル
『Travis Strikes Again: No More Heroes』でトラヴィスが手に入れたデスグローブの力を、本作で使うことができます。須田氏曰く「フォース的なやつ」。
■スシ
戦闘中に使えるアイテム「スシ」。体力の回復や、バフの効果など、4種類のスシがあります。
■スラッシュ・リール
スロットが回転し、絵柄が揃うことで様々な効果が発生。
■フルアーマー・トラヴィス
特定の条件をクリアすることで、「フルアーマー・トラヴィス」に変身。戦略的かつダイナミックなバトルを、繰り広げることができます。
様々なクリエイターが参加
本シリーズの中心的存在である須田氏や、歴代のキャラクターデザインを務めたコザキユースケ氏はもちろんのこと、様々なクリエイター陣が本作の開発に参加しています。
そして初出しの情報として、浅野いにお氏がデザインした新キャラクター「NTカムイ」が発表されました。キャラ名の読み方は「ニュータイプカムイ」。また、浅野氏がデザインしたキャラはもうひとりいるとのことです。
この「NTカムイ」は、須田氏が手がけた別タイトル『シルバー事件』の「カムイ」が、『ノーモア★ヒーローズ』に世界に訪れたという設定。須田氏自身が「同一のキャラとして考えてください」とコメントしています。さらに、「(カムイが)なんでこうなっちゃったの、というのも含めて楽しんでほしい」と、『シルバー事件』ファンに向けたコメントも飛び出しました。
『ノーモア★ヒーローズ3』限定版もお披露目
『ノーモア★ヒーローズ3』の限定版が発売決定。パッケージ版の『ノーモア★ヒーローズ3』に加え、こちらもパッケージ版となる『ノーモア★ヒーローズ1+2』がセットになった商品です。この限定版だけで、本シリーズのナンバリング作を一通り遊ぶことができます。
限定版のアートBOXは、コザキ氏の描きおろしイラストが彩っており、ドル紙幣風なデザインが非常にクール。こちらの希望小売価格は、9,800円(税抜)です。
からの記事と詳細 ( 『ノーモア★ヒーローズ3』に『シルバー事件』の「カムイ」が登場!? キャラデザは浅野いにお氏が担当【生放送まとめ】 - Game*Spark )
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