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- 田中将大
楽天春季キャンプ（６日、沖縄・金武）日本一奪回へ、マー君が指南役を志願した。楽天に８年ぶりに復帰した田中将大投手（３２）＝前ヤンキース＝が６日、沖縄・金武（きん）町で行う１軍キャンプに合流し、別メニューで調整。２０１３年以来となる日本一奪回に向けて、日米通算１７７勝の経験と技術を惜しみなく授ける考えを明かした。ブルペンではドラフト１位・早川隆久投手（２２）＝早大＝らの投球を見守り、刺激を受けた。
全体練習が始まる午前９時５７分。左袖に背番号「１８」が入った練習用のウエア姿の田中将が、円陣の中央に歩み出た。首脳陣、選手らの前であいさつし、拍手で歓迎された。
「本日から合流させていただきます、田中将大です。チームには８年ぶりの復帰となります。（年齢は）上から数えた方が早くなったんですけど、７年間アメリカで野球をやってきて、いろいろと経験してきたこともあります。何かあれば答えていきたいと思いますので、気軽に来てください」
第一声で語りかけたのは、日米通算１７７勝の経験と技術の還元だ。２０１３年には２４勝０敗１セーブと圧倒的な成績を残して、楽天を創設９年目で初のリーグ優勝と日本一に導いた。岸、涌井、則本昂らと強力な先発投手陣を形成するが、日本一奪回のためには若手を含めた全員の底上げが重要。臆せずに質問してほしいと訴えた。
合流初日は別メニューで調整し、キャッチボールではブルペン捕手を座らせて全球種を投じる場面も。練習の合間には、さっそく動いた。ブルペンへ向かうと則本昂、Ｄ１位・早川（早大）、２年目右腕・津留崎らの投球に熱視線を送り、「どういうボールを投げるのか、みんなに興味がある。活気ある雰囲気を見て、自分も刺激を受けた」と味方投手のデータを収集し始めた。
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