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Sunday, February 21, 2021

「4車線なら通行止め回避できたのでは」…国交相、地震被害の常磐道で方針 - 読売新聞

 赤羽国土交通相は21日、福島県沖を震源とする地震被害の視察で福島を訪れ、一時通行止めとなった常磐自動車道の相馬インターチェンジ(IC)―新地IC間について、4車線化に着手する方針を明らかにした。浪江IC―広野IC間についても、4車線化事業実施に向けて新年度中に準備を進める考えを示した。

 13日夜の地震では、福島県相馬市の相馬IC付近で下り線ののり面が約70メートルにわたって崩落。土砂が片側1車線の上下線を塞ぎ、4日間通行止めとなった。赤羽氏は福島県庁で内堀知事と会談した後、記者会見で「4車線であれば通行止めを回避できたのではないかという話もあった」と指摘。4車線化が急務と判断し、早期に事業着手できるよう事務方に指示したと説明した。

 常磐道いわき中央IC―広野IC間(27キロ)では現在、4車線化工事が進められており、新年度中にも完成する見込み。国交省は同区間の進捗しんちょくをみながら、浪江IC―広野IC間でも4車線化の予算確保を進める考えだ。赤羽氏は「東日本大震災からの復興は(政策の)一丁目一番地。できる限りの事をやらせていただきたい」と語った。

 知事は会談で「早期の復旧、復興に向け、政府による緊急かつ重点的な支援をいただきたい」と求め、復旧工事の手続き簡素化や、今後の大規模災害に備えて常磐道や磐越道の全線4車線化を要望した。

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