
遠洋捕鯨の母船として、30年以上活躍している「日新丸」に代わる新しい母船「関鯨丸」の進水式が、下関市で行われました。
進水式には、船を運航する水産会社や造船会社の関係者など、およそ150人が出席しました。
新しい母船の名前は、公募で決まった「関鯨丸」で、船につなげられていたロープが切られましたが、31日は強風のため、海への進水は9月1日以降になりました。
「関鯨丸」は、長さ112.6メートル、幅21メートル、総トン数が9100トンで、電動モーターで2つのプロペラを回して進みます。
70トンクラスの大型のクジラでも船上に引き揚げられるよう搬入部分の傾斜を緩やかにし、クジラの解体作業を船内で行うことができるスペースも設けられています。
また、定員100人全員分の個室を備え、航続距離はおよそ1万3000キロと、南極海への航海も可能になっています。
船を運航する共同船舶の所英樹社長は、「この船の建造の意義は、今後30年間クジラの肉を供給する責任を持つということと、今後はどのようなクジラでも捕鯨できるということだ」と話していました。
「関鯨丸」は、このあと船内の設備工事などを進め、来年(2024年)3月に完成する予定です。
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