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Thursday, November 3, 2022

パワーエックス社長 伊藤正裕さん(39) 脱炭素時代、蓄電池で社会を変える - ITmedia エグゼクティブ

産経新聞

――昨年まで衣料品大手ZOZOの最高執行責任者(COO)を務めていたが、エネルギー関連のスタートアップ(新興企業)を立ち上げた

 「エネルギー変革が起こると思い、起業を決意した。新しい技術やアイデアの提案でイノベーションを起こし、社会課題を解決したい」

インタビューに応じるパワーエックスの伊藤正裕社長=東京都港区(黄金崎元撮影)

――17歳で3次元コンテンツのベンチャーを設立した。祖父は伊藤ハムの創業者だが、家業を継ぐという選択肢はなかったのか

 「問題を見つけると解決したくなる性質で、人の役に立つ発明や事業をやりたい。米アップルのスティーブ・ジョブズ氏のように社会や生活を一変させるような功績を自分も残したい」

――蓄電池ビジネスに目を付けた理由は

 「余った電力を蓄電池にためておけば、使いたい時に使える。再生可能エネルギーや洋上風力発電の利用が増えれば、蓄電池の需要は増える。蓄電池がなければ、脱炭素を解決できないのは明らかだ」

――具体的に、どのような事業を展開するのか

 「大型蓄電池の製造・販売、再エネ100%の急速充電器の拡大、電気運搬船の3本柱で進める。蓄電池は岡山県玉野市に国内最大級の工場を建設中で、令和6年から出荷を始める。すでに約580億円を受注している。急速充電器は12年までに全国7000カ所に設置する。電気運搬船は7年に完成する。大量の蓄電池を搭載し、洋上風力発電や離島間の電力を運ぶ事業を展開する」    (黄金崎元)


いとう・まさひろ 平成13年大阪インターナショナル卒業。12年ヤッパ設立。26年スタートトゥデイ(現ZOZO)にヤッパの株式を売却。29年ZOZO取締役、令和元年最高執行責任者。3年パワーエックスを創業し、社長に就任。東京都出身。

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