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Thursday, November 3, 2022

岡山城 令和の大改修終え リニューアルオープン|NHK 岡山県のニュース - nhk.or.jp

岡山のシンボル、岡山城がおよそ1年半に及ぶ令和の大改修を終え、3日、リニューアルオープンしました。

岡山城は、去年6月から行ってきた耐震補強やバリアフリー対応、それに外壁の全面的な塗り直しなどの大改修が終わり、3日から一般公開が始まりました。
「烏城」の別名の由来となる外壁の黒さがよみがえった天守閣の前の広場で、岡山市の大森市長や伊原木知事らが参加して、セレモニーが行われました。
和太鼓の演奏や火縄銃による祝砲のあと、テープカットが行われ、家族連れや観光客が次々と天守閣に入っていきました。
かつて国宝だった天守閣は戦災で焼失し、今の天守閣は戦後に建て直されたもので、今回、岡山市出身の歴史学者、磯田道史さんの監修のもと、城内の展示が一新されました。
天守閣の5階では、プロジェクションマッピングで、築城から城下町が完成するまでの岡山のまちの変化を、わかりやすく紹介しています。
また、1階には刀や火縄銃のレプリカ、それに戦国時代の大きさの馬の模型が置かれ、実際に触ったり乗ったりすることもできます。
さらに、来月からは、天守閣の夜間の貸し出しも始まり、懇親会や結婚式の2次会などでの利用が想定されています。
広島市から訪れた19歳の女性は「天守閣の上から見ると自然のお堀がとてもきれいで、来てよかったです。城の外壁は黒さが際立ち、きれいになって見応えを感じます」と話していました。

天守閣前では、リニューアルオープンを祝い、火縄銃による祝砲が放たれました。
江戸時代以前の古式銃の保存のために活動する人たちによる鉄砲隊が、次々と陣形を変えながら、およそ30分間にわたって火縄銃を撃ち続け、祝砲の大きな音に集まった人たちからは歓声が上がっていました。
岡山市内から訪れた小学6年生の男の子は「音が大きくておもしろかった。一斉に火縄銃をうっていたのがよかった」と話していました。
60代の男性は「朝の6時半すぎから待っていました。やっぱり迫力があり、伝統ある演武を楽しませてもらっています」と話していました。
また、岡山城近くの石山公園では、織田信長や前田利家などの武将にふんしたパフォーマンスグループが登場しました。
出演者は、やりや刀を使って、合戦シーンの寸劇を行ったり音楽にあわせて、甲冑姿で踊ったりして、歴史上の人物を現代風にアレンジした演舞を披露していました。
観客も出演者の呼びかけに応じて、「勝ちどき」を一緒に上げるなど、盛り上がりをみせていました。

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