総合都市開発のアパグループ(東京)は8日、新潟市中央区万代5に「アパホテル&リゾート新潟駅前大通」をオープンした。客室数は1001と県内最大級。大浴場やプール、レストランなどを備え、宿泊客だけでなく、幅広い利用ニーズを見込む。今秋にはホテル隣に建設中の大型マンションも完成する予定で、同グループは「地域に根ざした新たなランドマークを目指す」としている。
ホテルはJR新潟駅と商業地の万代シテイから徒歩圏内に立地する。鉄骨造り地上19階建てで、延べ床面積は約22600平方メートル。客室数では100〜300室が中心の近隣ホテルで群を抜き、苗場プリンスホテル(湯沢町)の約1200室に匹敵する。
新型コロナウイルス禍に対応し、フロントに自動チェックイン機を導入。スマートフォンアプリを活用し、非接触、短時間でチェックインできるシステムを整えた。
シングル328室、ダブル480室、ツイン181室のほか、バリアフリー対応の部屋などを備え、全客室に50型以上の大型テレビを設置。テレビをパソコンやスマートフォンと接続することでオンライン会議に利用することも可能で、テレワークにも対応した。
人工温泉を備えた露天風呂付きの大浴場やフィットネスルーム、屋外プールもある。ダーツやビリヤードを楽しめる展望ラウンジのほか、1階には新潟の食や地酒を提供するレストラン2店を設けた。アパグループは「滞在そのものを楽しめるアーバンリゾートスタイルのホテルにしたい」と意気込む。
隣接地には、地上19階、地下1階建てのマンション「ザ・プレミア新潟駅万代」が9月末に完成する予定。1LDK〜3LDKの全212戸で、入居者は大浴場などホテルの設備を優待価格で利用できる。
アパグループはホテルとマンションの一体開発を全国で進めており、13施設目となる。県内で展開する同グループのホテルは8カ所目、マンションは27棟目。
8日の開業披露式典には、新潟市の中原八一市長ら約200人が出席した。アパグループの元谷外志雄代表は「ウイルス禍で厳しい状況だが、観光業は日本の最大の成長産業であり、今後も拡大戦略を進める。宿泊者だけでなく、市民の方々も日常的に楽しめる施設にしたい」と語った。
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