
宮城県丸森町の筆甫地区で冬の特産品「へそ大根」作りが進む。1年で最も日が短くなる冬至の22日、寒風にさらされた大根は、低い日差しを浴びて白く輝いた。
へそ大根は地元伝統の保存食で、真ん中に空いた穴がへそに見えることから名付けられた。地区の共同作業場では住民が輪切りの大根を大釜でゆで、串に刺しては次々と棚に掛けた。
1カ月ほど乾燥させるとうま味が凝縮してあめ色になり完成する。最近は煮物のほか、グラタンなどいろんな料理に使える食材として県内外で人気がある。
今年の作業は11日に始まった。「ひっぽのへそ大根生産組合」の庄司一郎組合長(69)は「今年は大根の出来が良く、寒い冬とも聞いているのでおいしくできそう」と期待する。作業は来年2月まで続き、1月下旬に出荷が始まる。
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