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Thursday, November 5, 2020

芝生、こどもと花、見晴らし、みち 神戸・東遊園地に四つの「ひろば」 23年秋に完成 - 神戸新聞

 神戸市は、東遊園地(同市中央区加納町6)の再整備で具体的な内容を示す再整備基本設計をまとめた。公園を四つの「ひろば」に再構成し、カフェ・レストランが入るにぎわい拠点施設や子ども向け図書館などを整備。景観も大きく変わる。来年6月に公園北側から着工し、2023年秋に全体が完成する予定。(長谷部崇)

 公園中央部の「芝生ひろば」は、面積が約3800平方メートルで、現状よりも800平方メートル広くなる。大小二つの芝生広場を整備し、ステージを設置できるスペースとして、保護材で重量車両に対応する区画も確保する。

 民間事業者が設置・運営するにぎわい拠点施設「アーバンピクニック(仮称)」は、鉄骨平屋の約200平方メートルで、22年秋にオープン。カフェ・レストランや市民からの寄贈本を配架する図書スペースを備え、ハンモックや折りたたみ椅子などのグッズも貸し出す。

 公園南側は「こどもと花のひろば」。建築家の安藤忠雄さんが建設する子ども向け図書館が22年春にオープンする。今月から本体工事に着手する予定で、名称は「こども本の森 神戸」に決まった。「こうべ花時計」の周辺には、独創的な遊具や水遊び場などを設ける。23年夏に完成予定の「税関前歩道橋」は、主塔とつり構造のケーブルで帆船をイメージ。公園内から緩やかなカーブを描き、ウオーターフロントへつなぐ。

 公園北側の「見晴らしひろば」は、地形の高低差を生かし、広さ約560平方メートルのデッキテラスを整備、公園全体を見渡せるようにする。フラワーロード沿いの「みちひろば」は「慰霊と復興のモニュメント」を核に、中心線を明確化。生育不良の木や低木を撤去する一方、高木は保全して木陰が続く空間をつくり、フラワーロードから公園内に人を引き込む景観を目指す。

 公園内の老朽化した立体構造物は撤去し、彫刻やモニュメントもテーマごとに整理して再配置する。

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November 05, 2020 at 02:00PM
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