同県道は延長約10キロで、長野地域と北信地域を南北に結ぶ幹線道路。改良整備区間は1885メートルで、渋滞緩和などを目的に1990年度に着工した。地権者が土地の明け渡しに応じなかった約130メートル区間を除く部分は、2001年度までに利用が始まった。総事業費は19億5千万円。
県によると、代執行の対象区間には倉庫などとして使われた建物や立ち木がある。地権者は県外在住の4人で、うち3人は18年1月に提供を承諾。残り1人は当初、「補償額が少ない」などと主張し、14年から交渉に応じていないという。県収用委員会は今年4月に土地を明け渡すよう裁決。不服申し立てはなく、県は7月、補償金を4人に支払い、いずれも受け取った。
代執行は12月4日まで。撤去費用は約950万円の見込みで4人に請求する。撤去後の改良工事は来年度に始め、来年度末に完成する見通し。
(11月6日)
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November 05, 2020 at 04:14PM
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県「行政代執行」で建物撤去 中野の県道改良整備用地 - 信濃毎日新聞
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