北方領土での共同経済活動向けの初めての拠点として、ウニなどの海産物の種苗を生産する施設が根室市に完成しましたが、共同経済活動の事業化の見通しが立たない中、根室市は当面、地元の漁業振興のために活用することにしています。
完成したのは、「根室市栽培漁業研究センター」です。
この施設にはおよそ７０基の水槽が備えられ、人工授精で生まれたウニの子どもなど海産物の種苗を生産することができます。
北方領土での共同経済活動のための初めての拠点として１０億６，０００万円をかけて作られました。
しかし、共同経済活動をめぐる協議が進まず事業化の見通しが立たないため、施設を管理する根室市は当面、地元の漁業振興のために活用する考えで早ければ６月にも特産のホッカイシマエビの子ども＝稚エビの育成を始めたいとしています。
根室市水産振興課の工藤良二主幹は「国からの要請にすぐに対応できるようにしながら地元のために有効活用していきたい」と話しています。
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May 06, 2020 at 01:33PM
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共同経済活動 初の施設完成も｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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