
力強いタッチなのに温かみを感じる作品を描いているのは、脳性まひにより手足にこわばりがある女性で、足を使って絵をかいています。
女性はクリスマスイベントにむけて、普段描くサイズの40倍以上のキャンバスで巨大アートに挑戦しています。
力強いタッチで描いた白鳥に!繊細に衣を表現したエビの天ぷら!迫力満点で、どこか温かさも感じるこの作品の作り手は…。
鏡石町出身の作家、森陽香さん(35)です。絵を描くのは手ではなく足です。
森さんは、幼い頃の病気で脳性まひになり手足にこわばりがありますが主に足を使ったり、車いすの車輪を使ったりして郡山市の障がい者福祉施設で絵をかいています。
■森陽香さん
「私にとって作品を描くっていうのは、生活の一部であり、一つの表現の仕方なので。」
見る人をホッと和ませる森さんの作品は、愛らしい表情の動物やおしいそうな料理の絵など様々。観光ガイドブックの表紙にも選ばれるほどです。
いつもは画用紙ほどのサイズで絵を描いていますが、森さんは今回、普段の40倍以上のサイズになる巨大キャンバスに挑戦します。
■森さん
「この規模の作品は描いたことがなかったので、はじめての挑戦だった。」
テーマは「ふくしまのクリスマス」。制作を始めたのは7月のことで、大きな絵は全体のバランスをとるのが難しく。森さんはいつも描いている画用紙で何度も何度も練習しイメージトレーニングしてきました。
使ったことのない「大きなはけ」も駆使し、色を重ねていきます。
車いすでキャンバスの四方に移動しながら、1つ1つ丁寧に絵を描くこと4か月あまり…。ついに!
■森さん
「これで完成です。4、5か月かかりました。夏から始まったので。」
描かれたのは、サンタの帽子をかぶった赤べこにトナカイの角が生えた起き上がり小法師。
福島らしさがたっぷり詰まったこの作品は、遠近法などを意識し迫力満点に仕上がりました。
■森さん
「クリスマスの夜に赤べこのサンタが福島の皆さんの前に現れるっていう感じをイメージして描きました。今まで私の絵を見る機会がなかった人たちにも、いろんな人に知っていただけるきっかけになればなと思って、みていただきたいなと思う。」
森さんは中テレが取り組む「中テレクリスマスドリーム」企画の一環としてタイアップしていただきました。
森さんの作品は、12月2日からエスパル郡山で展示が始まり、午後2時からは会津学鳳高校の生徒たちが巨大キャンパスに絵を描くライブペインティングも行われます。
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