上板町下六條の「佐藤阿波藍製造所」で1日、藍染めの染料「すくも」の袋詰め作業が始まった。
すくもは「 寝床(ねとこ) 」と呼ばれる作業場で、乾燥した藍の葉に水をかけて発酵させる約100日間の「 寝(ね) せ 込(こ) み」という作業を経て完成する。この日、職人ら6人は熊手や「ハネ」と呼ばれる専用の道具を使い、発酵して50~60度ほどになったすくもを、56キロずつわらでできた袋に詰め込んだ。
同製造所の佐藤好昭さん(60)は「今年は9、10月の気温が高く心配だったが、予想以上に粘り強く、よく染まる染料ができたと思う」と笑顔だった。
作業は3日頃まで続き、出荷量は例年並みの20トン程度を見込んでいるという。
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