アイヌの人たちに伝わる物語を集めた「アイヌ神謡集」の著者、知里幸恵の生涯を通してアイヌ民族を描いた映画「カムイのうた」が完成し、旭川市内の映画館で舞台あいさつが行われました。
映画「カムイのうた」は、アイヌの人たちに口づてで伝承された物語を「アイヌ神謡集」としてまとめた知里幸恵の生涯を通して、差別や迫害と戦い続けてきたアイヌ民族を描いた物語です。
北海道での先行上映にあわせ旭川市内の映画館では監督の菅原浩志さんや主人公「テル」役の吉田美月喜さんなどが舞台あいさつを行いました。
吉田さんは「知里幸恵さんがアイヌ文化をどれだけ大切にしていたかがわかる作品です。差別を受けながらも周りの人に支えられながら生きた知里さんの人生を通して人のつながりの強さを感じてもらいたい」と話していました。
菅原監督は「地元の人の協力のもとすばらしい映画を完成することができた。映画でアイヌや知里さんについて知ってほしい」と話していました。
映画を鑑賞した６０代の女性は「アイヌの人たちが迫害を受けてきたことについて改めて知ることができました。若い人たちにもアイヌの歴史を学んでもらいたい」と話していました。
映画「カムイのうた」は２３日から道内で先行上映が始まり、来年１月２６日から全国で順次、公開される予定です。
からの記事と詳細 ( 旭川 映画「カムイのうた」完成 映画館で舞台あいさつ｜NHK 北海道 ... - nhk.or.jp )
https://ift.tt/0elidbv
No comments:
Post a Comment