再来年の大阪・関西万博に参加する国や地域などの担当者を集めた会議は、ほとんどの日程を終えました。
各国からさまざまな課題が示され、実施主体の博覧会協会は各国への支援に力を入れ、準備を加速させたい考えです。
大阪・関西万博には、これまでに160の国や地域が参加を表明していて、15日までの2日間、大阪市内で各国の担当者ら500人が集まった会議が開かれました。
2日目の15日も、個別の相談に応じる場が設けられ、各国の担当者がパビリオンの建設へ向けた申請手続きや、展示や内装の工事について関係機関や事業者に相談していました。
海外パビリオンをめぐっては、およそ50か国が自前で建設する「タイプA」を予定していますが、建設会社が決まった国は半数程度にとどまるなど、準備の遅れが表面化しています。
「タイプA」で建設会社が決まっていないポーランドは、今回の会議で建設会社を探す支援を受けることになったということです。
担当者は「希望が出てきて、ほっとしている。建設会社を決める入札もまもなくできるのではないかと期待している」と話していました。
また、同じく「タイプA」の中東バーレーンの担当者は「開幕までにパビリオンが完成するように、建設許可の手続きにかかる時間などについて確認した。対面でさまざまな疑問点を聞くことができて良かった」と話していました。
建設会社が決まっているカナダは、ローリー・ピーターズ政府代表が記者会見し「開幕までに確認すべき細かいところや、やるべきことがたくさんある。スタッフが利用する適切な宿泊施設を探すことになるだろう」と述べ、万博期間中のスタッフの宿泊先の確保など、解決すべき課題は多いという認識を示しました。
再来年の万博の開幕まで500日余りとなるなか、博覧会協会は、参加国の個別の疑問や要請に対応しながら、準備を加速させたい考えです。
【タイプX選んだアンゴラは】
アフリカ南部アンゴラは、自前でパビリオンを建設する「タイプA」を予定していましたが博覧会協会が組み立て式の建物を建てて建設費は参加国の負担となる「タイプX」と呼ばれる方式に変更しました。
その理由について今回の会議に出席したアンゴラの担当者は、「タイプAの建設プロセスはとても複雑で、時間的な制約から難しかったのでタイプXを選んだ。展示内容などを準備している」と話していました。
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