(問)対ロシア制裁の影響で、中央アジアの物流がロシア経由からジョージア経由に切り替わっている。
(答)2022年は、ジョージア経由のトランジット輸送実績が前年比で約20%増加した。カザフスタン、アゼルバイジャン、ジョージア、トルコの4カ国政府間の協力も進み、書類面や料金面などで改善が見られる。ジョージア国内での自動車輸送インフラ整備も進んでいる。2024年内には、ジョージアを東西に結ぶ国際道路が完成する。ジョージアとアゼルバイジャン国境では、アジア開発銀行の支援で新たな国境通過ポイントとして自動車輸送貨物専用の統合検査場(注2)が設置される。ルーマニアのコンスタンツァ港とジョージアのポティ港を結ぶ自動車・トラック用フェリーは2隻目の就航が予定されており、ポティ港では港の拡張工事の準備が進んでいる。コーカサス地域の輸送能力は2~3年中に各段に増えるだろう。一方、現在、ジョージアのポティ港周辺での倉庫不足は深刻だ。カザフスタン物流企業がポティに積み替えターミナルの建設を開始しており、このような動きを歓迎する。
(問)中央アジアとコーカサスを結ぶ物流ルートの今後の期待について。
(答)ウズベキスタン経済が伸びるに比例して、ジョージアとの物流量も伸びている。同国との物流は、トルクメニスタンのトルクメンバシ港が重要な役割を果たしている。他国のトラック乗り入れの利便性向上など、国際自動車輸送分野でのさらなる協力推進を期待している。
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