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Saturday, November 11, 2023

脱線車両の保存施設7年12月完成目指す JR西 - 産経ニュース

遺族らへの説明会後、記者会見するJR西日本の長谷川一明社長=11日午後、兵庫県宝塚市

JR西日本は11日、乗客ら107人が死亡した平成17年のJR福知山線脱線事故の遺族らへの説明会を開き、大阪府吹田市の社員研修センターの隣に整備する事故車両保存施設について、令和7年12月ごろの完成を目指すと伝えた。

説明会は兵庫県宝塚市で非公開で行われ、長谷川一明社長らが出席。オンラインで中継した別会場も含めて遺族や負傷者ら計86人が出席した。JR西によると、車体と、座席やつり革といった車両内の部品を分けて配置するなど、保存の具体的な方法を説明。出席者からは、事故の悲惨さがより伝わるようにすべきだとの意見が出た。

遺族らの中でも賛否が分かれている一般公開について、説明会後に記者会見した長谷川社長は「この時期に決めることはできない。今後の課題だ」と述べた。12日も同様の説明会を開く。

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