原発事故のあと会津若松市に避難を続けてきた大熊町の義務教育学校が新年度からふるさとに戻るため23日仮校舎では最後となる修了式が行われました。
原発事故のあと大熊町にあった小学校2校と中学校1校は避難先の会津若松市で授業を続けてきましたが3校は「学び舎ゆめの森」として集約されていて、新年度から12年ぶりにふるさとに戻ることになっています。
23日は会津若松市の仮校舎で最後の修了式が行われ、児童・生徒が1人ずつ修了証書を受け取りました。
来月からは、仮校舎に通学していた8人のうち7人が大熊町の新しい学校に進学します。
式のあとのセレモニーでは、ひとり会津若松市内の中学校に進学する6年生の箭内果音くんが「みんなが毎日おはようと言ってくれる朝がもう来ないことがさみしいです。絵を描いたり演劇したりした思い出は忘れません。一緒に大熊に戻りたかったけど新しい学校でも仮校舎で学んだことを思い出しながら頑張ります」とあいさつしました。
町に戻る児童・生徒たちは「中学生になっても頑張ってね」などと声をかけながら手作りの卒業証書や記念品を箭内くんに渡し、全員で見送って別れを惜しみました。
大熊町の新しい学校の校舎が完成するのはことし夏ごろの見通しで、子どもたちは1学期は町内の公共施設で学校生活を送ることになります。
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