恐竜や古代生物などをモチーフにしたカバヤ食品(岡山市北区御津野々口)の玩具菓子「ほねほねザウルス」が発売20周年を迎えた。これまでに約100種類を展開し、累計4千万個以上を販売。かっこよさや組み立てて遊べる面白さが、時代を超えて子どもたちを引きつけている。
ティラノサウルス、プテラノドン、トリケラトプス…。チューインガムと一緒に入っている骨形のパーツをつなげると恐竜のプラモデルが完成する。2002年7月に誕生。暗所で光る素材を使ったり、アニメとコラボレーションしたりとデザインはさまざま。08年には書籍化され、計26巻が刊行されている。
人気の理由は、コレクション意欲をそそる仕掛けにある。付属のスペシャルパーツを同じシリーズで全て集めると、新たな模型ができる。飽きずに遊べるようパーツの規格は全商品で統一し、組み合わせてオリジナル作品を作ることも可能だ。
23年6月までを節目と位置付け、記念した商品の販売を計画。昨年12月中旬には、子どもたちから募った架空の恐竜をデザインした商品(希望小売価格275円)を発売し、限定カードも付けた。今後も新商品を展開していく予定だ。
同社は1978年に発売したプラモデル付きの「ビッグワンガム」をヒットさせるなど、おもちゃが主役の玩具菓子では草分け的存在。「市場を切り開いてきた自負がある。今後も子どもの知的好奇心をくすぐり、創造性を養える商品を生み出していきたい」としている。
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