JR広島駅(広島市南区)西側の広島東郵便局跡地で建設が進められてきた「広島JPビルディング」の
広島JPビルディングは地上19階建て(高さ88メートル)で、延べ床面積は4万4200平方メートル。日本郵政グループが2020年6月に着工し、建設を進めてきた。1、2階には飲食店や広島大学の関連施設が入り、1階の「広島JPビル郵便局」が開業する9月26日以降、順次オープンする。
25年春には新たな駅ビルが開業予定で、増田寛也・日本郵政社長は式典で、「周辺では新駅ビルの工事や南口広場の再整備が進み、魅力的な都市に変わろうとしている。こうした動きと一体で街づくりの一翼を担いたい」と強調した。
賃貸オフィスは6~19階で、総貸室面積(2万1360平方メートル)は中四国最大規模。室内に柱を設けないアウトフレーム構造を採用し、自由なレイアウトが可能だ。既に入居が内定しているフロアもあるという。
各階にリフレッシュルームを設け、6階のテナント専用食堂とカフェテリアには庭園を併設する。3~5階は駐車場200台分を確保し、壁面の一部を緑化する予定。
不動産サービス会社のシービーアールイー広島支店は「広島でこれだけの規模の賃貸オフィスビルが完成するのは久しぶりで注目度は高い。駅周辺の人流も増えるだろう」と期待する。
JR広島駅南口周辺では再開発が急ピッチで進む。バス乗降場の増設などの再整備のほか、ホテル運営大手のアパグループ(東京)も、30階建てのホテルを新たに建設する計画を打ち出した。昨年9月末に閉店した「フタバ図書GIGA広島駅前店」跡地で、2026年12月の開業を目指している。
JR西日本などが建て替え中の新駅ビル2階には、広島電鉄の路面電車が高架で乗り入れる計画。広島JPビルディングの2階は、新駅ビルとデッキでつながるため、歩行者の利便性向上が期待される。
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