
東日本大震災からの復興事業として県などが整備を進めている防潮堤や水門などのうち、9か所で工事が遅れ、今年度中の予定だった完成が来年度にずれこむ見通しになりました。
岩手県が復興の現状や課題を定期的にまとめている「いわて復興インデックス」によりますと、8日の時点で県や国が進める防潮堤や水門などの整備事業は95.9%が完了していて、現在、残る35の施設で工事が行われています。
このうち、33施設は今年度中に完成する予定でしたが、大船渡市の綾里漁港など6か所の防潮堤、大船渡市の2か所の県道、拡張工事が行われている宮古市の漁港の合わせて9か所で、工法の見直しや追加工事が必要になり、完成が来年度にずれこむ見通しになったということです。
残りの2か所、宮古市の閉伊川水門は令和9年3月、久慈市の湾口防波堤は令和11年3月の完成を予定しています。
一方、今回の報告書では、不漁が続く中で県などが取り組んでいるサケ・マス類の養殖について、去年の秋からことしの夏にかけた水揚げ量が569トンと、前のシーズンから3.2倍に増えたと成果が報告されています。
達増知事は「完成が遅れる箇所については関係者の理解を得ながら工事を進めていきたい。漁獲量の激減、コロナ禍での消費低迷などの課題には、県としてニーズに合う事業を工夫していく」と話していました。
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