
●Azure黎明期からのサービスの完全引退に向けて 2010年1月に正式にサービスをスタートしたとき、PaaSとして「クラウドサービス」とそれに紐づいた「Webロール」および「Workerロール」が提供されました。 すぐに、IaaS対応としてVMロールが追加されました。VMロールはその後、「Azure仮想マシン」に置き換えられましたが、WebロールやWokerロール用のクラウドサービスは現在でも継続して提供されています。 これらの古いサービスは、「Azure Service Management(ASM)」という古いデプロイモデルを使用します。これらの一部の古いサービスを除いて、現在のAzureのほとんどのサービスは、「Azure Resource Manager(ARM)」というデプロイモデルに移行しています。ARMに基づいたAzure仮想マシンに対して、ASMに基づいたものを「Azure仮想マシン(クラシック)」と呼びます。 マイクロソフトは2020年2月、「Azure仮想マシン(クラシック)」の提供を3年後の2023年3月1日をもって廃止することを発表しました。また、2021年8月には、「クラウドサービス」の提供を新規の利用に対して非推奨とし、3年後の2024年8月31日に廃止することを発表しました。 クラウドサービスは現在でも新規に作成することはできますが、「クラウドサービス(クラシック)」として作成されます(画面1)。また、ASMからARMへの移行を支援するために、ARMベースのクラウドサービスとして「クラウドサービス(延長サポート)」が用意されています。 つまり、2024年までに初期のPaaSおよびIaaSと互換性のあるサービスは完全に廃止されることになります。Azureポータルに「クラウドサービス(クラシック)」や「仮想マシン(クラシック)」のリソースが存在する場合は、余裕を持ってAzureリソースマネージャ(ARM)デプロイモデルのサービスに移行してください。 Azure Cloud Services (クラシック) を Azure Cloud Services (延長サポート) に移行する 2023 年 3 月 1 日までに IaaS リソースを Azure Resource Manager に移行する ●Webサイト/アプリのためのホスティング向けサービス一覧 Microsoft Azureは誰も正確に把握していないのではないかと思うほどの数のサービスメニューが用意されています。 たとえば、インターネットで公開するサービスとして、独自のWebサイトやWebアプリをホスティングしたいという場合、PaaSとしては今何が利用できるのでしょうか。 「Azure Stack Hub」(Azureと一貫性のあるプライベートクラウドの統合システム)と東日本/西日本リージョンでの利用可能性や、無料プランの有無を含めて、表1にまとめてみました。このほかにも、モバイルアプリやIoT(モノのインターネット)に特化したサービスがありますが、話が複雑になるため省略します。 表1 Webサイト/アプリをホスティングできるAzureの代表的なサービス
からの記事と詳細 ( Azureの代表的なPaaSは何か? Webアプリホスティング環境を一覧でまとめる(ビジネス+IT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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