５年前に１９人が殺害される事件が起きた相模原市の知的障害者施設、「津久井やまゆり園」では新たな施設の整備が進んでいて、神奈川県の黒岩知事は、ことし７月２０日に現地で追悼式を行うことを明らかにしました。
相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、５年前の平成２８年７月に入所していた男女１９人が殺害され、２６人が重軽傷を負いました。
事件の後、現場となった施設の大部分が解体され、元の場所と横浜市内の２か所に新たな施設の整備が進められています。
神奈川県の黒岩知事は、２６日の会見で、元の場所の施設が、ことし７月までに完成する見通しになったとして、７月２０日に追悼式を行うと発表しました。
追悼式は毎年行われていましたが、去年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となったため２年ぶりの開催となります。
また、現地で行われるのは、これが初めてです。
ことしは、参列者を遺族や園の関係者など５０人程度に限り、座席の間隔をあけるなど感染防止対策を徹底して行うことにしています。
施設は８月１日から利用を始める予定で、追悼式に先立つ７月４日には開所式も行うということです。
黒岩知事は「事件を風化させないためにも２年連続の中止は避けたかった。亡くなった人たちに哀悼の意を示すとともにこんな事件を二度と起こしてはいけないという思いを共有したい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 相模原殺傷事件 新たな施設で７月に追悼式実施へ｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB )
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