新型コロナウイルス感染の終息が見通せない中、街中の密を避けて家族や友人らと安心して楽しめる屋外キャンプの人気が高まっている。徳島キャンプ協会の会員で、NPO法人自然スクールトエック(阿南市)スタッフの岡田暁さん(30)=徳島市=に、キャンプの楽しみ方や屋外での遊び方を教えてもらった。
まず拠点となるテントは簡単に組み立てられるシンプルな構造のものを選びたい。つり下げ式テントは扱いやすいので初心者にお薦めだ。風で流されないように素早くテントを広げ、四方の角をペグでしっかり地面に固定。次に骨組となるポールを中止部から順に接続する。テントの角に付いているエンドピンにポールの四隅を差し込もう。
最後にテントに付いたフックをポールに掛けてつり下げると完成だ。山間部では急な雨が降る恐れがあるので、レインシートをかぶせておくと良い。解体は組み立ての逆の手順で行う。他にもフレームを傘のように広げて簡単に設営できる「ワンタッチ式」や、つり下げ式よりも強度の高い「スリーブ式」などがあり、用途や好みによって使い分けたい。
骨組を組み立てる際は、中心から接続すると、バランスが保たれて外れにくい=阿南市のNPO法人自然スクールトエック
所要時間は15分ほどで完成する
完成したテントに大人も子供も大喜び
テントの解体は組み立てと逆の手順で行おう
テントを張り終えたら、屋外でしかできない遊びに挑戦しよう。毛布とロープで簡単に作ることができるのがハンモックだ。毛布を広げて両端をロープで結ぶ。お薦めは強度とほどきやすさに優れた「巻き結び」=動画参照=という結び方だ。ロープを木の分かれ目などに巻き結びで固定すると完成する。手作りハンモックでそよ風を感じながら昼寝を満喫しよう。
ゆらゆらするハンモックで空中を浮遊しているような感覚でリラックス
巻き結びは簡単で強度に優れた結び方
水路や川があれば、生き物を捕まえるのも楽しい。川下側の水中に網を固定し、川上側から網に追い込むように足を動かすとカエルや小魚がたくさん捕れる。ただ、水中の泥の中にはガラス片や金属が隠れていることもあるので遊ぶときには十分に注意したい。使わなくなったせんべい缶を使えば、ほくほくの石焼き芋を作ることができる。缶の中に小石を敷き詰めてサツマイモを載せ、ふたをして火にかけると、1時間ほどで出来上がる。キャンプ道具を買いそろえなくても、自宅にある物で代用できるケースは少なくない。家族で不要品の新たな使い道を考えたり、物を大切にする気持ちを養ったりしながらキャンプを楽しみたい。
取材日はミシシッピアカミミガメやニホンアマガエルが捕れた
水路で捕れたミシシッピアカミミガメ
不要になったせんべい缶に小石を入れて火にかける。そこへサツマイモを投入するとほくほくの石焼き芋が簡単に作れる
からの記事と詳細 ( GWに必見!初心者向けのキャンプ講座! - 徳島新聞 )
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