日本の国民食である「寿司」。これをシャリとネタから、本物さながらに再現できるプラモデルが登場し、ネットがざわついている。 【画像】パーツを外す前の「シャリ」はこんな感じ
それが、プラモデルの企画・設計・製造を行う「秋東精工」(江戸川区)が、4月23日に発売した「寿司プラモ 貴方にこれが握れるか!?」。 マグロとサーモンの2種類があり、価格はどちらも1430円(税込)。パッケージには寿司1貫分のネタ・シャリのパーツが入っていて、組み立てると、8cm(長さ)×2.5cm(高さ)×3cm(幅)の寿司のプラモデルが完成するのだ。※サイズは寿司1個分の大きさ。 接着剤を使用し、組み立て方にもよるが1貫作るのに40分~1時間ほど掛かるとのことだ。 面白いのは再現性の高さで、パッケージは寿司のテイクアウトで使う折詰風。そしてシャリは、364粒のコメが別々のパーツというこだわりようだ。 秋東精工は、寿司プラモを“オトナのクレイジープラモデル”と位置付け、企業の公式Twitterで販売開始を告知したところ、早くも話題に。ネットも「すごい!狂気……!(笑)」「これネタじゃなくてマジで売ってんのか」などとざわついている。 シャリをよく見ると、一粒一粒がリアルでとても熱意を感じるこのプラモ。 そもそも、寿司をプラモデルにするという発想はどこから生まれたのだろうか。そして、シャリはどう組み立てたらいいのだろう。 気になることがありすぎるので、秋東精工の担当者に聞いてみた。「面倒くさいところが面白い」と製品化
ーーなぜ、寿司のプラモデルを開発した? 弊社は「餃子プラモ」というオリジナルのプラモデルを販売していて、寿司プラモはこれに続く製品となります。きっかけは2020年4月ごろ、弊社の公式Twitterのフォロワーさんが「お寿司のプラモデルがあったらいいな」という、図解付きのツイートをされたことです。 これは面白いと思い、フォロワーさんから許可を得て、企画会議で検討したところ、「一粒ずつコメを組み立てていく面倒くさいところが面白い」と製品化が決まりました。 ーー開発のこだわりや苦労を教えて。 弊社は金型も製造していて、寿司プラモのパーツ専用の金型を作りました。こだわりは、シャリもネタも本物を参考にしていることです。シャリは何粒コメが使われているのか見当がつかなかったため、約10店舗の寿司を購入し、粒を数えました。 ネタも「おいしそうな形」という漠然としたイメージを形にするため、実物を参考にしました。パーツの色もネタの色に近づけ、塗装をしなくてもおいしそうに見えるようにしました。 ーーコメが一粒ずつで、364粒なのはなぜ? おいしそうと感じるシャリのサイズは人それぞれで、どうするか悩んでいたのですが、ゴールはユーザー様が決めるという逆転の発想で、一粒ずつのコメにしようと思いました。 粒の数は寿司1貫で約360粒という情報をネットで見て、実際の寿司で数えたところ、最も多いのが364粒だったのを参考にしています。これは後付けになりますが、1日に一粒ずつ組み立てていけば、約1年で完成しますね(笑)。 ーーネタをマグロとサーモンにしたのはなぜ? お寿司で王道と言えばやはりマグロ、サーモンはお子様にも大人気ということで選びました。
からの記事と詳細 ( “ネタ”じゃない「寿司プラモ」にネット騒然…シャリ364粒をどう組み立てる? リアル感を出すコツを聞いた(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース )
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