<第97回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)
55年連続55度目の出場を誇る駒大が、13年ぶり7度目の総合優勝を土壇場の大逆転でつかんだ。
最終10区、3分19秒差で石川拓真(3年=千葉・拓大紅陵)が創価大を追い、失速した小野寺勇樹(3年=埼玉栄)を20・9キロ地点でとらえる。一気のスパートで突き放し、両拳を握って広げ、フィニッシュテープを切った。
勝利への執念を燃やし続け、逆転の直後も、監督車から「お前は男だ!」と石川に叫んだ熱血漢、大八木弘明監督(62)は「9区が終わった時点で、もう3分も離れてましたんで、無理かなという思いもありましたけど。石川には自分のペースで、区間賞狙いで行けばいいんじゃないか、とアドバイスはしましたけど」と驚いた様子。続けて言った。
「諦めなければ何か起きるか分からないんだな、と感じましたね」
13年ぶりの優勝。「そうですね。往路もいい流れで行ってくれた」。間の苦しさを問われると「なかなかね、いいチームをつくるのに苦労した時でしたね。今の1、2年生、特に3年生が頑張ってくれましたね。3年生がしっかり。いつもは厳しく言ってたんですけども、本当に今回は3年生に救われたような感じですね」と感謝した。
6区で区間賞を獲得した花崎悠紀(3年=富山商)から「第2の父親」と慕われる大八木監督。コロナ禍を振り返り「大変な寮生活もありましたけど、その中で選手たちがね、しっかり自分たちのやることをやってくれたので、この結果に結びついたのかなと思いますね」と最後は教え子たちをたたえ、喜びを分かち合った。
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