米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は5日、衛星写真に基づき、北朝鮮の平壌国際空港近くで、弾道ミサイル開発計画に関連する可能性の高い新たな施設が今年後半にも完成し、運用開始の準備が整うとの分析結果を公表した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)を収容できる規模の建物が含まれているとしている。

施設は首都平壌の北西17キロに位置。2016年半ばに建設が始まった。鉄道や道路に接続する建物の特徴や、隣接する地下施設の存在などから、CSISは北朝鮮の弾道ミサイル計画に関連する機能を持つ施設だとの見方を示している。

このまま建設が続けば、今年後半から来年前半の間には完成する可能性があるとみられる。

建物部分は北朝鮮が過去に長距離弾道ミサイルを発射した北西部東倉里や北東部舞水端里の発射施設の建物よりも大きいという。

施設の詳細を捉えた衛星写真は3月21日に撮影された。(共同)