
目の前の世界を切り開けるように、ひとつでも多くの曲を
「こんな状況の中で卒業を迎えるとは、予想もしていませんでした」。桜も咲き過ごしやすい気候になったが、新型コロナウイルスの影響がある今、社会は春らしい雰囲気とは言えない。不安を抱えている人も多いだろう。水野は、楽観視することは控え、「現実は現実として受け止めなければいけない。科学的な事実が目の前に提示されたら、それに対して真摯(しんし)でなくてはいけないと、すごく思います」と訴えた。
ライブやイベントも中止や延期を余儀なくされている中、水野はアーティストとして何を思うのか。
水野:こういうときは、「元気を出そう」「みんなで一致団結しよう」みたいな言葉が、すごく軽く聞こえてしまう。やっぱり現実を直視しなければいけない。その覚悟を持たなければいけないんだろうなと思います。覚悟する上で、なにか希望を持ちたい、勇気を持ちたいとか、そういう気持ちがあるんですね。人間は弱いから。それをカバーするのは、政治でも科学でもなくて、文化だと僕は思います。
“きれいごと”という言葉には、ネガティブな印象があるかもしれない。しかし、水野はそれをあえて語ることが文化の役割ではないかと考えている。
水野:こういうときに、きれいごとを言える人たちは少ない。でも、文化の側はなんとか、現実に向き合うためのパワーとして、きれいごとというか、希望のようなものを語ることが大事だと思っています。現実を語る人たちと希望を語る人たちのバランスの適切な緊張関係によって、目の前の世界というは切り開いていけるんじゃないかと。
エンターテインメントを送り届ける立場として、「現実に立ち向かう上で、ちょっとした勇気になるようなことを、曲という形で届けられたらいいのかな」と話した。
水野:それが自分の役目であって、なにか難しいことを言うよりも1曲でも多く届けたいと今は思っています。難しい段階が続いていますけど、なんとか希望が見える瞬間があるといいなと思いますけども、難しいですね。
水野はその後、「そんな気持ちも込めて」と、『SPARK』のラストナンバーとして、いきものがかり『LIFE』をオンエアした。
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