Pages

Monday, March 16, 2020

プラごみと生ごみを一瞬で分別!町工場のスゴい機械|テレ東プラス - テレビ東京

ガイアの夜明け【 春の拡大スペシャル ゴミを宝に変える!ニッポンの技術 】

【3月17日(火)夜10時放送】 世界にとって環境問題はこれからも最重要課題だ。ガイアの夜明け2020年最初のスペシャルは、日本や世界のゴミに再び価値を与える“町工場のすごい技術”を追う。 https://ift.tt/2Y1n3h6 「ガイアの夜明け」過去回が見放題! 見逃した方は、テレビ東京ビジネスオンデマンド(BOD)へ。 https://ift.tt/2YWWKwU #ガイアの夜明け

ビジネス

テレ東

2020.3.17 ガイアの夜明け

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時)。3月17日(火)の放送は拡大スペシャル。"ゴミを宝に変える"日本の技術力を伝える。

「いらないもの=ゴミ」の概念を変える


廃棄物の処理業者「ナカダイ」(群馬県前橋市)の工場には、一般の家庭ゴミから産廃物まで、毎日約60トンのゴミが運ばれてくる。同社の売りは高いリサイクル率。産業廃棄物の平均リサイクル率は約53%(※2016年度環境省調べ)のところ、ナカダイは99%だという。従業員の4割を超える女性従業員による丁寧な分別作業が高いリサイクル率を支えているのだ。

gaia_20200317_3.jpg
いまや年商は約7億円に成長したが、中台澄之社長(47)は悩みを抱えていた。自社のビジネスを拡大するためには、より多くの廃棄物を必要とする。それはつまり「僕たちはお客さんの廃棄物を減らすことをせず、いつまでも『廃棄物を多く出してくれ』と望み続けなければならない」ということ。

gaia_20200317_4.jpg
このジレンマを解消すべく、中台さんは新たな会社「モノファクトリー」(東京・品川区)を立ち上げた。廃棄物を再利用し、新たな付加価値をつけた商品として売るビジネスを始めていた。捨てられた跳び箱を再利用したテーブルとベンチのセット、太陽光パネルを使った会議用テーブル、古いゴルフのパターを使ったハンガーラックなど、アイデアを活かした製品がショールームに並ぶ。ゴミに新たな命を吹き込む新ビジネス・モノファクトリーの年商は約2億円と好調だ。

gaia_20200317_5.jpg
そんな中台さんが群馬の工場に呼んだのが、多摩美術大学の学生たち。若い感性でさらなる価値あるモノを生み出してほしいと依頼したのだ。同大2年の小笠原勇人さんは、生地が剥がれ、骨組みだけになったビニール傘をじっと見つめ「傘とか捨てられてしまうものに対して、捨てられないようにもっと愛着を持って使ってもらえるように僕らがいろいろなものを生み出せればいいのかな」と語る。

gaia_20200317_6.jpg
学生たちの作品は、アパレル展示会「ルームス」(東京・代々木)にある「ナカダイ」のブースに展示される。果たしてデザイナーの卵たちは、若いセンスで廃棄物をどのように生まれ変えるのか。

中台さんは「『いらないもの=ゴミ』という概念をなくしていきたい。世の中にいらなくなったものを誰もが素材として使える世界をつくっていきたい」と話す。

町工場が生んだ独自の技術が世界へ


私たちの生活に身近なプラスチックも、深刻なゴミ問題を引き起こしている。日本人1人当たりのプラゴミ量は世界第2位(※国連環境計画調べ)というデータも。そんなプラ問題に立ち向かう長野の町工場があった。

千曲市の「モキ製作所」(従業員35人 年商5億3000万円)を率いる茂木国豊会長(76)が発明したのは「プラゴミ」と「生ゴミ」を瞬時に分別する「破袋(はたい)分別機」。食品リサイクル法の施行に先駆け、1998年に発明した。価格は300万円〜数千万円まで幅広く、自治体や工場などに約1200台導入されている。「うちしか作っていないから、右肩上がりで生産が間に合わない」と茂木さん。

gaia_20200317_7.jpg
そんな茂木さんは1968年、24歳で創業。世界初の「無煙薪ストーブ」や有害物質がほとんど出ない家庭用焼却炉など、得意の発明で数々の製品を作り出してきた。

発明家の茂木さんは、洗浄・脱水機能を追加した新型の分別機も作っていた。汚れたプラゴミを分別するだけでなく、きれいにできる機能が人気を呼び、今では大手食品メーカーも導入しているという。

gaia_20200317_8.jpg
「たくさん売れることに私の生きがいがある。社会貢献というのはそういうこと」。そう話す茂木さんが、この分別機が活躍できるのではないかと考えたのが、世界有数の海洋汚染国といわれるフィリピン。

2月、茂木さんからフィリピンでの活用を託されたモキ製作所の野上尋さんがマニラに立った。やってきたのは、マニラで最もプラゴミが多いといわれるバセコ地区の海。河口付近は、地面がプラゴミで埋め尽くされ、現地の子どもたちの遊び場と化していた。「これはすごい」想像を超えたゴミだらけの世界に、野上さんは驚く。

gaia_20200317_9.jpg
「これだけゴミがあるというのは、どうにかしたい。その上で子どもが遊んでいるのを見るとなおさら」3児の父でもある野上さんは眉をひそめた。日本で大絶賛の分別機は、想像を絶する世界のゴミ問題にも通用するのか。

gaia_20200317_10.jpg

捨てられる古着のセーター 糸に戻して高級ニットに!


服の廃棄ロスもゴミ問題で注目されるもののひとつ。日本で廃棄される服は年間約94万トン(※中小企業基盤整備機構調べ)といわれ、まだ着ることができても多くはゴミとして燃やされている。その捨てられる服を使って新たな服をつくる取り組みが始まっている。

在庫買い取り業者「ショーイチ」(大阪府大阪市)は、年間1000万着の余った服を買い取りノーブランドとして格安で販売するビジネスを展開している。その様子は「ガイアの夜明け」でも今年1月に紹介したが、山本昌一社長(41)は新たな取り組みを始めていた。

注目したのは同社の倉庫に運び込まれる、焼却するしかない古着。繊維の中でも価値が高い天然ウールのセーターを糸に戻して新しいニットにできないかと考えたのだ。

gaia_20200317_11.jpg
山本さんが最初に向かったのは、日本有数のウール製品の産地である愛知県一宮市。国内に数社しかないウールのリサイクル専門業者に古着のセーターを持ち込み、ワタの状態まで戻す。続いて同じ市内にある「大和紡績」でワタから糸に紡ぐ。

gaia_20200317_12.jpg
山本さんは、糸からニット製品を作り出すため、大阪府泉大津市へ。国内で1、2を争うニットの町だが、海外勢に押されて衰退。だからこそこの町で今回の服を仕上げたいとニットの製造会社を訪れる。

さっそく編み機にリサイクルした糸をセットし編み始めたが、途中で糸が切れてしまった。着心地を追求し、糸をやわらかく仕上げたことが仇となったのだ。

町工場の技術が集まり、徐々に形になっていくニット。果たして完成するのか...。

gaia_20200317_1.jpg
町の小さな工場が生み出す世界を変える技術。ゴミに再び価値を与えるために歩む人たちの姿を今晩10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!

過去の放送が見たい方は、テレビ東京ビジネスオンデマンドへ!

Let's block ads! (Why?)



"完成する" - Google ニュース
March 16, 2020 at 03:09PM
https://ift.tt/2QjufTq

プラごみと生ごみを一瞬で分別!町工場のスゴい機械|テレ東プラス - テレビ東京
"完成する" - Google ニュース
https://ift.tt/3bggq11
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment