
千島海溝沿いの巨大地震と大津波に備えて、釧路町が今年度中の完成を目指していた4基の津波避難タワーについて、国の補助金の交付が一部、間に合わないため、このうち1基については完成が延期されることになりました。
道の想定では、千島海溝沿いで巨大地震が発生した場合、釧路町には道内で最も高い最大26、5メートルの津波が押し寄せると想定されています。
このため、町は2023年度から市街地のセチリ太地域のうち、近くに高台や高い建物がない地区にあわせて4基の津波避難タワーの整備を進めていて、すでに2基を着工しています。
しかし、釧路町によりますと、法律の改正でタワーの整備などへの国からの補助率が引き上げられたことで、申請する自治体が増え、国の補助金の交付が一部間に合わないことがわかったということです。
このため町は、4基のうち緑公園に整備する予定だった1基について、今年度内としていた完成時期を来年度以降に延期することにしました。
ほかの3基については今年度内に完成する見込みだということです。
釧路町防災安全課の藤井正樹課長は「タワーを整備する地域は高い建物がなく、避難する場所がないため、多少、工期が遅れてでもあわせて4基のタワーは必ず完成させていきたい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 釧路町 セチリ太地区の津波タワー1基完成延期|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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