
諏訪湖周(1周約16キロ)をぐるりと回るサイクリングロードがまもなく今月末に完成する。県や諏訪湖周の岡谷市、諏訪市、下諏訪町が連携して2018年から整備し、残す工事区間は岡谷市や諏訪市の約2・2キロになった。完成後は休憩場所の整備などで充実を図る他、水辺に注目したにぎわいの創出を計画する自治体もある。
■湖畔にぎわい創出期待
サイクリングロードは県が約6・6キロ、岡谷市が約2・3キロ、諏訪市が約2・7キロ、下諏訪町が約4・1キロを担当し、完成した区間から使い始めている。諏訪湖畔公園や下諏訪ローイングパーク、岡谷湖畔公園などを通る。
このうち未開通区間は岡谷市の小田井交差点から塚間川河口までの約2・0キロと、諏訪市の市民いこいの広場前から諏訪市・下諏訪町境までの約0・2キロ=地図。県が担当する小田井交差点から岡谷湖畔公園近くの釜口水門までは24日に開通し、残りも3月中に完成する見込みだ。
サイクリングロードは既存のジョギングロードを転用するなどして幅3メートルを基本に造った。サイクリングロード周辺には自転車を駐輪できる「サイクルスタンド」や駐車場を設けた。
県や3市町は今後、休憩施設などを整備し、自分がいる地点や周辺施設のインターネット環境などを示す看板を各所に立てる。シャワー設備を設ける計画もあるという。岡谷市は民間事業者が売店やカフェを湖畔で営業することを想定し、民間が営業できるよう県に要望。下諏訪町もスポーツなどを楽しめるような水辺の空間づくりを目指す。
県や岡谷市、諏訪市、下諏訪町は4月20日に全線開通を記念する催しを企画している。岡谷湖畔公園、諏訪湖間欠泉センター前のサイクリングロード、下諏訪ローイングパークに近い赤砂崎公園右岸広場で開く予定。
■サイクルアドバイザー、小口良平さんに聞く
ゆったりと走る親子連れやレンタサイクルに乗って景色を楽しむ外国人観光客…。晴れた日には、諏訪湖周サイクリングロードが大勢でにぎわう。サイクルアドバイザーで諏訪湖周でのサイクリングツアーガイドを務める辰野町の小口良平さん(43)=岡谷市出身=に、完成を前にサイクリングロードが持つ可能性や課題を尋ねた。
―諏訪湖周サイクリングロードの特長は。
サイクリングロードとジョギングロードと車道が完全に分離しているのは国内では珍しい。平らなため子どもや高齢者、初心者も走りやすく、安全に走れる場所として他地域から子ども連れでレンタサイクルで走る人もいる。1周16キロは短く感じるかもしれないが、短距離でさまざまな風景が楽しめる。
―サイクリングロードが持つ可能性は。
安全に走れるのは魅力的。修学旅行など学校行事で、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード」を走るように「教育旅行」や遠足に諏訪地域でのサイクリングを組み込めるのではないか。地域の宿泊施設や観光施設の収益にもつながる。
―完成後の課題は。
諏訪湖周サイクリングロードを育てていくことが重要。ハード面だけでなくソフト面の整備も必要で、関係者の連携は不可欠だ。言語や年齢、障害の有無などにかかわらず観光を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」がかなう場所にもしていきたい。
―サイクリングツアーで取り組みたいことは。
ガイドとして地元の子どもと走るツアーをしたい。(進学などで)地元を離れてからふるさとの良さに気付くことが多いが、地元にいる時に知ってほしい。
からの記事と詳細 ( 諏訪湖の周り16キロをぐるり快走、サイクリングロード完成間近 スポーツ楽しめる湖畔づくり少しずつ|信濃毎日新聞 ... - 信濃毎日新聞デジタル )
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