TSMCの進出で台湾から熊本に多くの関係者が移り住む中、工場の建設地である熊本県菊陽町の周辺では宅地の整備が進むとともに、家賃相場も上昇しています。
熊本市の不動産会社ではTSMCの進出が決まって以降、菊陽町の周辺地域でマンションなどの開発を積極的に進めています。
このうち、TSMCの工場から車で10分ほどの場所にある単身者向けのマンションは、ほとんどの部屋が1LDK、家賃は6万5000円です。
11月から入居が始まり、ほとんどの部屋は法人の契約で埋まっているということで、引っ越しで荷物を入れる住民の姿もみられました。
また、菊陽町の隣の大津町の中心部で2024年3月に完成予定のマンションは、家賃が1LDKの部屋で平均およそ7万3000円で、法人の契約で、すでに3分の1が埋まっているということです。
ことし9月に公表された地価調査では菊陽町の住宅地で、上昇率が21.6%と高い伸びとなっています。
不動産会社によりますと、地価の上昇に伴いTSMCの工場周辺の家賃相場はこの2年で2割ほど上昇しているということです。
明和不動産菊陽支店の上原照正 課長代理は「法人1社がマンション1棟をまるごと借りたいと言ってくるなど、大きな変化を感じている。需要は盛んだが、建設できる土地が少ないため、住まいのニーズに応えることが難しくなるのではという課題がある」と話しています。
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