政府は、来年の「Ｇ７広島サミット」に伴って、科学技術相会合を仙台市で開くと発表しました。
仙台市でＧ７の閣僚会合が開かれるのは２０１６年以来、２回目となります。
政府は、来年５月の「Ｇ７広島サミット」に伴って各地で閣僚会合を開く計画で、松野官房長官が閣議のあとの記者会見で、新たに１２の閣僚会合の開催地を発表しました。
それによりますと、科学技術相会合を仙台市で、デジタル・技術相会合を群馬県で、内務・安全担当相会合を水戸市で開催するとしています。
仙台市でＧ７の閣僚会合が開かれるのは、２０１６年に財務相・中央銀行総裁会議が開かれて以来、２回目です。
政府は、先月、外相会合や財務相・中央銀行総裁会議の開催地をすでに決定していて、これで計画している１４の閣僚会合すべての開催地が決まりました。
それぞれの会合の開催時期については、今後、関係府省庁で調整するとしています。
一連の会合の開催について、松野官房長官は「国際社会が直面している多くの課題に対し、Ｇ７諸国がリーダーシップを発揮することが求められており、一連の会合を通じてＧ７の協力関係をいっそう強化し、課題に対処していきたい」と述べました。
【仙台市の誘致プランは】
仙台市は、来年の「Ｇ７広島サミット」に伴って各地で開かれる閣僚会合をめぐり、去年から科学技術や環境分野の会合の誘致を目指していました。
今回、開催が決まった科学技術相会合に向けては、市内の東北大学で、来年、物質の構造や性質を原子レベルで分析出来る「放射光施設」と呼ばれる最新鋭の実験施設が完成することや、震災の経験と教訓を基に、ＡＩやドローンなどを活用したさまざまな実証実験が進んでいることなどをアピールしてきました。
また、会場として、日本情緒を堪能できる太白区の秋保温泉にある「ホテル佐勘」、市の中心部にありコンパクトで効率的な会議が可能な青葉区の「ウェスティンホテル仙台」、郊外にあり「杜の都」ならではの緑豊かな環境にある泉区の「仙台ロイヤルパークホテル」の３つを提案しています。
いずれも国際会議の会場として実績があり、秋保温泉のホテルは６年前の財務相・中央銀行総裁会議でも会場になっていました。
【郡市長 「うれしく光栄」】
Ｇ７の科学技術相会合が仙台市で開催されることについて、郡市長は、１６日午前、市役所で記者団に対し、「大変うれしく、光栄だ。科学技術を活用した町づくりや、国際会議の開催を重ねた実績が評価されたと思う」と述べました。
その上で、会議にあわせて、仙台市の周辺も含めて被災した地域を視察してもらったり、東北の伝統文化や食事を楽しんでもらったりすることで、東北全体の活性化につなげたい考えを示しました。
そして、会合の開催に向けて、今月２２日に市役所に新たな部署を設けることを明らかにし、準備を加速化させると強調しました。
からの記事と詳細 ( Ｇ７科学技術相会合を仙台市で開催へ 市長「うれしく光栄」｜NHK 宮城のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/0u7Yjkg
No comments:
Post a Comment