愛の森トンネル貫通 - 読売新聞オンライン

　山鳥坂ダムの整備に伴い、大洲市肱川町で建設中の「愛の森トンネル（見の越トンネル）」が貫通し、１３日に式典が開かれた。出席した地元住民や工事関係者ら約５０人が祝った。

　トンネルは全長２１２８メートル。上下２車線で幅が７・６メートルの仕様。道路を舗装するなどし、県道の一部が付け替わるタイミングに合わせて２０２５年度の開通を目指す。

　肱川支流・河辺川に完成するダムにより、内子町と大洲市を結ぶ県道５５号の一部区間が水没するため、１３年から付け替え工事が行われている。付け替え区間は約６・２キロ。

　式典では、カウントダウンに合わせ、参加者が爆薬を発破させると、「ドーン」という大きな音が坑内に響き渡った。施工した五洋建設の河上清和・四国支店長は「地域の人にも協力してもらい、貫通することができた」と喜んだ。

　山鳥坂ダムは２５年度に本体工事に着工予定で、３２年度の完成を目指している。

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