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制作途中の絵画や工作など、あえて未完成の作品ばかりを集めたユニークな作品展が、宇城市の不知火美術館で開かれています。
「完成していない作品にも輝きがある」という意味で、作品展のタイトルは未完成の成の字に「星」の字をあて、その名も「未完星」です。
会場には、全国から公募した、製作途中の作品、およそ60点が展示されています。
このうち、幅4メートル、長さが6メートルという、巨大なサッカーゲームの作品は、展覧会を主催した高知県の芸術家グループが、宇城市の人たちと一緒に仕上げました。
学芸員によりますと、盤上にはサッカー選手だけでなく、宇城特産のみかんやいのしし、鹿の人形もあり、人々に遊んでもらうことで、初めて作品が完成するという意味が込められているということです。
また、宇城市の70代の女性が孫のために製作を続けているベッドカバーは、中に綿を詰める作業が、まだできていません。
動物などパッチワークがたくさん縫い付けられいて、学芸員は「女性が作品に込める思いや、もらう孫の気持ちを想像してほしい」としています。
不知火美術館の学芸員、里村真理さんは「一緒に作品を作り上げるような気持ちで、楽しんでもらいたい」と話していました。
この展示会は、宇城市不知火町の不知火美術館で、6月4日まで開かれています。
からの記事と詳細 ( 未完成の作品ばかりを集めたユニークな作品展 宇城市|NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp )
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