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Thursday, December 2, 2021

佐藤二朗・伊東蒼・清水尋也、何かを“さがしている”キャラクタービジュアル - 中日新聞

片山慎三監督、佐藤二朗主演の映画『さがす』(2022年1月21日公開)キャラクタービジュアル (C)2022『さがす』製作委員会

片山慎三監督、佐藤二朗主演の映画『さがす』(2022年1月21日公開)キャラクタービジュアル (C)2022『さがす』製作委員会

 俳優の佐藤二朗が主演する映画『さがす』(2022年1月21日公開)より、佐藤演じる消えた父・原田智、伊東蒼演じる父をさがす娘・原田楓、清水尋也演じる指名手配中の連続殺人犯・山内照巳の3人のキャラクタービジュアルが解禁となった。

 「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」という言葉を残して消えた父・原田智。キャラクタービジュアルでは「指名手配犯をさがす」の文字と共に、智が険しい顔で山内を見つめている。娘と二人つつましく、平凡に生活していた智と連続殺人犯の間に何が起きるのか――。本作の驚天動地の物語展開を否応がなしに予感させる構図となっている。

 智を懸命にさがす娘・楓のビジュアルでは、「消えた父をさがす」の文字と共に、楓が山内を見据えている。不安と意志の強さが混在した印象的な表情だ。ある日突然、謎の言葉を残し行方をくらませた父。やがて姿を現した、父の名を騙る連続殺人犯・山内…理由も解決策も皆目見当のつかない状況下の中、次々に降りかかってくる苦難に中学生にして強く立ち向かう、楓のたくましい一面が伺える。

 また、智と楓が見つめる目線の先には、いずれも山内の姿が。山内こそが、行方を消した智と楓をつなぐ、重要な役どころであることが見て取れる。そんな山内単体のキャラクタービジュアルでは、まるで獲物に狙いを定めたかのような不敵な表情を浮かべ、手前にうつる“誰か”を見つめている。「死にたい人をさがす」の文字と相まって、連続殺人犯・山内の持つただならぬ不穏さを体現したビジュアルだ。

 主演の佐藤は「どこにでもありうる心で妻を愛し、どこにでもありうる感情で娘を愛す。そんな、どこにでもいる中年男が、立っていられぬような過酷な運命に翻弄される。市井に佇み、どこにでも落ちていそうな、貴方にありうる暗黒と業の深淵を、しかと見届けてほしい」と、コメントを寄せている。

 キャラクタービジュアルで共通することは、登場人物それぞれが何かを“さがしている”こと。その果てに、彼らは何を見つけるのか? それぞれに巻き起こる起伏にとんだストーリー展開と、国内のみならず、昨今のアジア映画界を席巻する韓国映画界でも研鑽を積んだ片山慎三監督がこん身の力で紡ぎ上げる人間ドラマの予兆、そしてあえて副題のついていないシンプルな『さがす』というタイトルに込められた多様な意味に思いを巡らせたい。

 デザインを手がけたのは、本作のロゴ、超ティザービジュアル、そしてティザービジュアル、本ビジュアルのデザインを担当してきた韓国気鋭のデザイン会社propaganda(プロパガンダ)。今回制作されたビジュアルについて、「殺人犯・山内の怪しげな視線と、『被害者』たる智と楓のどこかささくれだった『目つき』を切り取ろうと試みました。本プロジェクトでは、言葉や文化の違いを超えて、アイデアやデザインを共有することができ、とても刺激的でした。近い将来、さらなるコラボレーションの機会があることを楽しみにしています」とコメントしている。

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