熊本県民テレビ(KKT)
県内4つの選挙区の状況や候補者たちの訴えなどをシリーズで伝える。熊本1区は与野党候補の一騎打ちとなっている。 ■熊本1区 熊本市の中央区、東区、北区で構成され有権者は約42万2000人と選挙区で最も多いエリア。 立憲民主党の新人、濱田大造候補と自民党の前職、木原稔候補の同年代対決となっている。 ■濱田大造候補 濱田候補 「日本人の生活は厳しくなっている。実質賃金はただの1度も上がっていない。野党の役割は声なき声をすくい上げる」 衆院選2度目の挑戦となる立憲民主党の新人、濱田大造候補。 これまで10年以上、県議として活動する中で課題だと感じたのが「広がる格差社会」だった。 濱田候補 「安倍・菅政権から9年経った。気付けば、働く人の4割を超える人が派遣労働などの非正規社員。こんな国は世界探しても日本だけ」 選挙戦では「派遣法などの見直し」のほかコロナ禍で生活が苦しくなった国民のために「消費税の5%減税」や年金支給額の増額などの「直接給付型の支援」が必要だと訴えている。 濱田候補が大切にしているのは市民一人ひとりに寄り添うこと。コロナ禍で大規模集会などの活動が制約されるなか立候補しようと決意した今年1月末からほぼ毎日、辻立ちを続け“知名度アップ”を図ってきた。 連合熊本・友田孝行会長 「我々の暮らしや雇用はいたんでいる。一強政治に終止符を打たなければならない選挙」 県内最大の労働組合「連合熊本」の推薦を受ける濱田候補だが前職相手に厳しい戦いが続いている。 濱田候補 「元々支持母体の数が違うのでそれを補う選挙になっている。それを補えるように努力する。この国を変えたい。まともな政治をやりたい、それだけだ」 今後は自公政権への“批判票”や若者を中心とした“浮動票”の取り込みが勝利へのカギとなる。 ■木原稔候補 ★木原候補 「この日本をこの熊本を方向性を間違えないようにしっかりとその舵取りを引き続き担っていく」 5回目の当選を目指す自民党の前職、木原稔候補。 今回も党所属の県議や熊本市議などによる分厚い組織戦を展開。4年前と同じく“完全勝利”を目指す。 自民党熊本県連・前川收会長 「相手候補の復活当選を絶対に許さない戦い。完全勝利をすること。このことが私はこれから先の木原稔さんを大きく大きく育てていく原動力に必ずなる」 この2年間、総理大臣補佐官を務め安全保障政策を担うなど政権の中枢に身を置いてきた木原候補。 木原候補 「私が総理補佐官を務めていた時代、菅総理そしてその前の安倍総理の時代に積極的に感染対策をした結果、今の現状がある」 選挙戦ではこれまでの実績をアピールするとともに憲法に「自衛隊」を明記する憲法改正の必要性や新型コロナの政策などを訴えている。 木原候補 「ワクチンパスポートのデジタル版が年内には完成する。これができることによって経済活動が盛んになる。ウィズコロナの時代に向けてさまざまな感染症対策の強化と同時に経済を動かしていく」 小学校区ごとの後援会は約50、推薦団体は230を超える木原候補だが無党派層の取り込みには難しさを感じているという。 木原候補 「難しい選挙。他の選挙区よりも1区というのは非常に厳しい選挙。そういう認識なのでSNSを使っているが苦戦している」 いわゆる「風」の影響を受けやすいと言われる1区。 陣営は終盤に向けてより一層引き締めをはかる。
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