
岩手県内で3人が犠牲になった台風19号の豪雨災害から10月12日で2年。
被害の大きかった山田町や宮古市では、今も道路などの復旧工事が続いている。
沿岸を中心に大きな被害をもたらした2年前(2019年)の台風19号。
県内では3人が犠牲となり、約890世帯の住宅が全半壊した。
このうち山田町田の浜地区では、山からの土石流が堤防によってせき止められたため、約120棟が浸水被害を受けた。
馬久地杜行 記者
「山田町田の浜地区では2年前、住宅の1階天井付近まで水が押し寄せ、辺りは泥まみれになりました。あれから2年、堤防の水門工事が進められています」
田の浜地区では雨水を排水できるよう、2021年6月から堤防に水門を設置する工事をしていて、2年後に完成する見込み。
この地区に住む田代次雄さん(83)の自宅は、1階の天井まで浸水したが、2020年6月にリフォームを終えた。
田代次雄 さん(83)
「今は家も直したし、工事も徐々に始まったから今はもう落ち着きました」
また、大規模な土石流によって大きな被害を受けた宮古市重茂半島の白浜地区。
現在は地区一帯、がれきが撤去され、道路や川の整備など復旧が進んでいる。
畑も泥に覆われたが、この2年で再び野菜が作れるようになった。
中村チヨエ さん(88)
「台風の時はダメだと思った。でもなんとか土を入れていただいたので、またジャガイモ・大根・サツマイモが採れるようになりました」
一方、いまだ宮古市や山田町など5市町村の12世帯29人が賃貸アパートなど、みなし仮設での暮らしを余儀なくされている。(9月1日時点)
仮設住宅の入居期限は10月までで、11月からは家賃が発生するということで、被災者の自立に向けて支援が求められる。
からの記事と詳細 ( 台風19号から2年 被災地は今 「以前の暮らしに戻りつつある」<岩手県> - www.fnn.jp )
https://www.fnn.jp/articles/-/252753
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